第4回個展「醍醐桜の四季」出展作品
2月の終わりに醍醐桜を訪れた。雪はすっかり消え、裸の醍醐桜だけが丘の上に取り残されたように立っていた。 冬の終わりのこの時期がもっとも寂しい時期かもしれない。撮影意欲もあまりわかないままカメラを持って歩いていると、 とつぜん雪が降り出した。まるでこちらの気持ちを見透かして、醍醐桜は次第に強くなる雪でその姿を隠そうとしている かのようだった。
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