#12
「足下に咲く花」    
2005年1月12日

 ブランコの下に咲いた一輪の小さな黄色い花。長い間誰もこのブランコで遊んでいない証拠だけれど、誰もいなくなった ブランコの傍で、ひっそりとけなげに自分の存在を主張している。いつかこの学校に子供たちの歓声がもどったら、そのときは もうこの花をみることはなくなるだろう。その日が来るのが楽しみでもあり、悲しくもある。

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