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2003年9月1日

 ペンタックス*istDの発表説明会に行こうかどうか散々迷ったが、雨の予報が外れてうす曇だったので 8月27日に広島まで出かけた。朝起きるのがつらくて、結局家を出たのが11時過ぎ。途中、福山の南にある 鞆の浦という古い港町で2時間ほど撮影して回ったため、少し時間を食ってしまった。結局、一般道だけ 使っていこうとすると時間に間に合わなくなりそうだったので、1区間だけ高速を使って、さらに有料道路も つかったので、ちょっと無駄な出費が増えてしまった。
 で、肝心の発表会で触ってきた*istDだが、現在販売されている20万円を切る価格帯のデジカメ一眼レフ の中では、もっとも小さく軽く、長時間撮影していてもいやにならない大きさと重さだといえる。手の小さな 人や重いカメラはちょっとという女性にはぴったりだ。しかし、 一番優れているのはファインダーのすばらしさ。EOS10DやD100のファインダーを見たことがある人ならわかる と思うが、あの穴を覗き込んでいるような見にくさや違和感がまったくない。まさに35mmサイズの銀塩一眼レフ のそれと同等。ピントの山もすっきり見やすく、マニュアルでの操作もまったく苦にならない。これだけでも 選択するのに十分な理由になる。
 ボディはプラスチックだが質感は悪くなく、持ったときの感触もしっくりと手になじむ。シャッターの 硬質かつ高質な感触も高級感があり、よく考えじっくりと作りこんだという雰囲気がでている。ペンタックスという メーカーは、良くも悪くもカメラに対するこだわりがユニークで、今回はいい方向に出たように思う。
 ただし、僕にとってはちょいと機能面で不満な点があり、すぐに買いという気にはならなかった。それは、 バッファの問題。このカメラの連続撮影枚数は最大6枚となっているが、会場でいろいろと試していると、 4枚から5枚で書き込み待ちが生じることが多く、気持ちよくシャッターを切っているとすぐにそのリズムを 阻害されてしまう。風景ではそれほどバシャバシャ撮る事はないと思うかもしれないが、意外と瞬間を待って 連写することもあり、最低でも8枚ぐらいの余裕がほしい。まあ、6枚ぐらいでもいいのだが、だったらもう少し 書き込み速度を上げて、連写しなくても1秒に1枚ぐらいの速度なら待たされずにすむようにしてほしい。書き込み待ち の時間はせいぜい1〜2秒程度だが、会場にいたモデルさんを試し撮りさせてもらっていたときは、その書き込み待ち 時間がえらく長く感じた。ちなみに、モデルを使ったポートレートってこのときがはじめての経験だったが、 ポートレート撮影がこれほどおもしろいとは知らなかった。ほぼ1秒間隔がぐらいで気持ちよくシャッターを切って いくリズムと、ファインダーのなかでいろいろな表情を見せてくれるモデルさんとのなんともいえないコンビ ネーションがけっこう快感だった。風景にしてもポートレートにしても、そうした撮影のリズムを カメラに握られてしまうのは、あまりうれしくない。その意味でこのカメラは僕の要望には合わない。
 誤解のないようにいっておくが、カメラ自体のできはすこぶるいいと思う。今までコンパクトデジカメ しか使ったことがないとか、銀塩一眼レフの経験があまりないといった人たちが使うカメラとしては、 10DやD100よりも買いだと思う。一眼レフにとってファインダーはカメラと人間のインタフェースであり、そこ のできが作品作りに大きなポイントになると思う。その点でこのファインダーはダントツにいい。操作方法も シンプルでわかりやすく、メニューは日本語で説明まで出るという丁寧さだ。お金に余裕があれば、とりあえず もう少し上位の機種が出るまでのつなぎとして使いたいと思う。
 ちなみにどういう商品展開を考えているのか会場にいた社員に根掘り葉掘り尋ねたところ、*istDの上位 機種もどうやら考えているような口ぶりだった。また、これよりもさらに低価格の入門機も出てくるような雰囲気 だった。企業広報としてデジカメ一眼レフで20%のシェアを目指すと発表しているぐらいだから、それぐらいの ラインナップがなければとてもじゃないが20%は無理。とりあえず、カメラとしては結構気に入ったのだが、そう そう新しいものを買い換えることもできない現状、もうすこし様子を見てみようかなというのが、僕の結論。なにしろ レンズは今もっているものが使えるとしても、ボディのほかに1GBぐらいのメモリーを買うとなると、それだけで 3万円ぐらいかかるからなぁ。デジカメは初期投資が大きすぎるのが問題。


2003年8月27日

 かなり時期はずれだが、Gallery Redに花関係の写真をアップした。今までは「花」という独立した カテゴリで考えていたが、色で考えると意外と赤系統が多いようだ。もっとも、とくべつ花を被写体と して撮っているわけではないので、たいしてストックはない。花の自分なりの撮り方というのも考えて 見てもいいかもしれないが、まあ、おいおいという感じかな。
 明日ははるばる広島まで、PENTAXのデジタル一眼レフ「*istD」の説明会にでも行ってみようかな。 途中、福山・鞆の浦や尾道で撮影でもしながらのんびり行くのもいいかも。でも、どうせ買わないだろうし 行くだけ無駄かなぁ・・・


2003年8月25日

 6月に突然原因不明の左膝痛に見舞われて以降、ずっと痛みが治まらなかったので、インドメタシン 1.0%配合の薬を塗りたくってみた。さすがインドメタシンで、3日もすると痛みがとれてしまった。そこで、 23日に久しぶりに大山に登った。といっても、大山そのものではなくて、すぐ近くにある尾根 続きの野田ヶ山という標高1300m強の山だが。痛みがとれただけでいきなり登山というのも、ちょっと無理 があるとは思っていたが、なにしろ山に登るのは3ヶ月ぶりだし、しかも9月中旬に北アルプスへ行くつもり なので、リハビリと様子見をかねての強行軍だった。
 実際、前日は熱帯夜ということもあって1時間ほど寝ただけの完全に睡眠不足。膝の心配のうえに、寝不足 と最近の運動不足による体力の心配が重なってしまった。まあ、今回はあまりきついルートではないので、 のんびり歩けるし、だめならさっさと引き返せばいいので、のんびり出発した。
 鳥取県東伯町の一向平キャンプ場から大山滝をとおり、大休峠の避難小屋に着いたのが午前10時過ぎ。 歩き始めたのが7時だから約3時間というスローペース。本当はそこから尾根伝いに大山のユートピア小屋まで 行くつもりだったが、野田ヶ山まで来ると猛烈な強風が吹きまくっており、ちょうど下山してきた男性に聞いて みるとかなり怖い尾根歩きだったとのことだった。膝の痛みも出始めていたので、ユートピアのお花畑はあきらめ て、さくさく下山した。
 下山時には心配したとおり膝が痛み出し、かなりつらい状況になったが、休み休みゆっくりと降りてなんとか 夕方4時30分には車のある駐車場にたどり着いた。家に帰ってから、膝の痛みが悪化するかと心配したが、意外にも 痛みはほとんどなく、普通に歩く程度であればまったく問題なし。これなら、すこしトレーニングすれば北アルプス もいけそうだ。
 しかし、体のほうはかなり疲労が蓄積したらしく、24日は朝からのバイトがめちゃくちゃつらかった。今週は バイトもないし、遊んでばかりいないで卒論を進めなければ・・・ 明日は、久しぶりに大学に行くか。


2003年8月20日

 お盆休みは雨ばかり。本当に夏なのか?というほど肌寒い気温だった。当然、泳いだり 外で遊んだりということはなくて、結局宿でマージャンしたり温泉に入ったりで、ごろごろ していただけだった。まあ、それも悪くはないのだが、どういうわけか家に帰るころには 夏風邪をひてしまい、昨日は結構朝からつらい状態だった。こういうつらいときに限って、 不思議と朝早くから夜遅くまでバイトがあったりする。世の中、悪いときには悪いことが 重なるようになっているのか。でも、いいときにはいいことが重なったりもするので、結局 はプラスマイナスゼロになるようにできているのだろう。だから、悪いことがあってもあまり 悲観する必要もないし、いいことがあってもむやみに喜んでばかりもいられないと思って おけば、それほど精神的に悩むこともない。しかし、そんな生き方、達観しすぎで面白く ないのもまた事実。落ち込むときは思いっきり落ち込んで、うれしいときは気が狂うほど 喜びまくるぐらいのほうが、人生楽しいかもしれない。


2003年8月12日

 リニューアルオープン以来、ひとつずつギャラリーをオープンしてきたが、唯一工事中だった 街の風景をやっとオープンすることができた。風景写真を基本とするこのサイトでは少し異端の ギャラリーだが、自然と対立しながら同時に共生をも目指しつつあるこの人間の聖域を、自然風景 を考える上でのヒントとして、これからも続けていきたいと思っている。


2003年8月4日

 山で使うポケットサイズのラジオを買いにヤマダ電気に行ってみたら、思わぬものが大安売り されていた。それは、フィルムスキャナ。ミノルタのディマージュスキャン・デュアルUという 製品で、最近発売されたデュアルVの前の機種。型遅れとは言いながら、基本的なスキャン性能 はVと同じ2820dpiとそれなりのレベルにある。取り込みが12bitという点と、USB2.0やIEEE1394 のインタフェースを持っていないところがやや古さを感じさせる。さらに、最近のトレンドである ゴミ取り機能やキズ自動修正機能などもない。もっとも、これらの機能は、特になくても困らない ので、別に気にならない。なによりも定価64,800円が19,800円で売られており、しかも10%のポイント 還元なので、実質18,000円。今のところA4プリンタしかないし、当面はこれでも十分なスペック。 フィルムスキャナは、まだ取り込み性能が不安定なところもあるので、あまり高いものはなかなか 手を出す踏ん切りがつかないが、これぐらいならフラットベッド型よりも安いので、少々不満が 出てもそれほどがっかりしないですむ。
 ここまで安くなったのは、ミノルタがこのモデルを生産終了にしたため。要するに在庫品の 処分をヤマダに任せたらしい。あいにく岡山店には在庫がなくて他店(仙台店だそうだ)在庫の取り寄せに なるとのことなのでまだ手元にはないが、これでHPに掲載している写真の取り込み画像のレベルが もう少しよくなるかもしれない。 今使っているエプソンのFS-1300WINS(1200dpi)もHP用の写真取り込みだけならけっこう悪くないし、ネガの 取り込みが比較的安定しており、重宝している。しかし、さすがに微妙なグラデーションのある空 などは、やはりいまいちのでき。8bit入出力では階調不足になってしまう。
 このスキャナ、1083万画素に相当する解像度となる。1000万画素といえば、キャノンの一眼レフ デジカメEOS-1Dsと同じ。1Dsの画像は中盤カメラのフィルムの解像感に匹敵するというし、かなり の大伸ばしにも十分耐えられるという。しかし、スキャナでは、2820dpiレベルではA3サイズは 厳しいと言うのが一般的。デジカメの画素とスキャナの画素では何かが違うのだろうか。とりあえず、 A3プリンタも安くなっているので、実際にプリントしてみるのが一番手っ取り早い確認方法。エプソン のPM-4000PXが4万円台になって、さらにじりじり下げているので、もう少ししたら買い時かもしれない。


2003年7月31日

  夕方、銀行に行く用事があったので外に出てみると、そこらじゅうが輝いてい るような快晴の状態だった。朝のうちはぽこぽこと芋虫のような雲が空に浮いて いたのに、すっかりなにもない状態になっていた。夏の夕方はたいてい水蒸気の 影響で晴れていてもどこかかすんでいるような空になる場合が多いが、今日はま るで山の上にきているような透明感があった。こういうときは、本当に世界が輝 いているように見える。こんな日は1年のうちでもめったにない。昨日の雨が空気 中の埃をすべて洗い落としてくれたのだろう。


2003年7月29日

 九州・九重山で行方不明になっていた小学生が無事発見された。霧で道の分岐がわからず、 左に曲がるところを右に行ってしまった道迷いが遭難の原因だそうだ。山での遭難のもっとも 多い原因がこの道迷いだそうで、比較的低山で、しかも町に近い山でも起こっている。東京に いたころ、奥多摩の雲取山などで行方不明者の張り紙を見かけたことがある。少し前にも、 群馬県の草津温泉に近い山で父娘の遭難騒ぎがあったばかりだ。
 登山道も比較的きちんと整備されており、人里にほど近い低山でなぜこうした遭難が起こるのか。 その理由までニュースでは報道されていないが、おそらく低山であること、人里に近いことから 準備や装備が不十分な軽装であったり、自分勝手な判断が引き起こしていると考えるのがいいところ だろう。つまり山を、自然を甘く見すぎているということだ。何も命がけの覚悟で山に登る必要は ないが、山に必要なモノや情報を事前に十分集めて、もしもの場合にどうすればいいのかを考えて おくことが大切だと思う。
 僕はもっぱら単独行で山に登るのだが、一度だけ2人で登ったことがある。相手は本格的な登山 は初めていうことで、事前に必要なものやルート、日程など知らせておいた。登り始めてから下山する まで、自分が今どこにいるのか、どちらに向かっているのかなど、少なくとも僕の知る限りにおいて その人は一度も自分の地図を広げてルートを確認しなかった。僕の知識と経験を完全に信頼してくれた と前向きにとるのも可能だが、万一僕ががけから転落でもしたら、どうするつもりだったのだろうか。 今自分がどこにいるのかもわからず、一番近い有人の山小屋までどういうルートをたどればいいのか 、地図もコンパスもない状態で判断ができるだろうか。救助ヘリを呼ぶとしても、自分のいる場所を 説明することすらあやしい。パーティーで登るということは、誰かに頼って おんぶに抱っこの登山をしていいということではない。万が一の場合、ほかの誰かを助けたり、自力で 下山することを可能にするだけの知識と情報を誰もが共有しておく必要がある。そのためには、山に 登る前の準備段階から、無理なスケジュールでないかどうか、行き返りの交通機関の確保が可能かどうか、 万一の場合はどうすればいいのかなど情報収集を綿密に行うことから始めなければならない。山に登るかどうかを 決めるのは、それがすべてできてからのこと。でないと正しい判断はできない。事前の準備の段階で 必要な情報収集ができない人は、自分の都合のいいような判断をしがちである。もしも山の上で何らかの トラブルに遭遇しても、必要な情報を収集して判断するというプロセスを踏まず、多分こうだろうとか こっちでいいだろうといういいかげんな判断をしてしまい、かえってまずい状況に陥ってしまう危険性 が高そうだ。
 九州の小学生にそこまで求めることは酷なことだが、この子の優秀なところは迷ったと思った 時点でむやみに動かずじっとしていたということ。これが大人だと、下に向かえばどこかに降りられる だろうなどと勝手に判断して、結局転倒したり転落したり、はては疲労から動けなくなったりしてます ます事態をややこしくする可能性がある。そんなことよりも問題なのは、小学生を引率していた大人の 責任。必ず最後尾に大人がついて、遅れそうな生徒と一緒に降りてくるということをしなければ今回 のような事が起こることは、常識的な大人であれば判断できるはずだ。そういうことができないので あれば、山に子供を引き連れていくべきではない。今回の事件では、引率者の責任が問われるべきだろう。


2003年7月24日

 パソコンという機械は、本当に不完全でいいかげんな製品だ。こんな未完成のすぐおかしくなる 製品を20万円などという馬鹿高い価格で販売することが許されるなんて、どうかしている。とくに、 ソフトウェア製品は、お互いに影響しあうことでパソコンが動かなくなるのだから、最悪だ。こんな 業界ほかにはない。こんな業界に10年以上もいて、いいかげんな製品を高い金で買わせるよう仕向 けることを仕事にしていたなんて、自己嫌悪に陥る。
 で、なにを怒っているかというと、ウィルス駆除ソフトのアップデートで、2度までもパソコン が起動しなくなって、リカバリCDで再インストールする羽目になってしまったということ。半年ぐらい まえに一度新しい定義ファイルをダウンロードしてセットアップしたら、次から起動しなくなった。で、 今回久しぶりに新しい定義ファイルをダウンロードすることにした。いくらなんでもあれからずいぶん たっているし、今度は大丈夫だろうと思っていたら、再び同じことの繰り返し。いいかげんにしてくれ。 McAfeeというウィルス駆除ソフトは、本当に頭にくる。SONYのVAIOとの組み合わせだからなのかもしれ ないが、もう2度とアップデートはしない。しかし、新種ウィルスには定義ファイルをアップデートし ないと対応ができない。ということは、ソフトの買い替えしかない。結局、また違う未完成製品を買う 羽目になる。なんてっこたい。


2003年7月23日

 いよいよ梅雨明けまぢか。鹿児島が22日にあけたので、中国地方もあと1週間ぐらいだろう。 といっても、夏が嫌いな僕としては、特別うれしいわけではない。あの蒸し暑い季節がまた来る のかと思うと、どちらかというとうんざりという気持ち。このところ天気がよくなくて、日中の気温 はそれなりに高いが、日陰に入ると意外と涼しくい。明け方になると少し肌寒いくらいでちょうど いい感じだった。できればずっとこういう天候であってほしいと思う。夏は暑い。それはしかたない。 でも、蒸し暑いのは我慢できない。ということで、暑くなると高い山に登りたくなる。
 今やっている某専修学校のインストは、8月末日で辞めるつもりでいる。9月半ばから10月 はじめまで北アルプスに3週間こもるためだ。後期の学費を稼がないといけないのだが、時間は一度 しかない。金のことは後で考えるとして、とにかく北アルプスで好きなだけ写真を撮ってこよう と思っていた。ところが世の中不思議なもので、バイトを辞めると決めたとたんに、以前やっていた 派遣インストの会社から、8月から1月末までの長期で県の某団体のインストラクターをやってほしい と依頼がきた。時給はこれまでの倍ぐらいもらえるとのこと。しかも、都合の悪い時期は代わりの 人に入ってもらうからだいじょうぶという。3週間の撮影登山もできて、しかも帰ってきてから今 までよりも割のいいバイトが確保されたわけで、こんなにうまい話があって良いものか。と、かん ぐってもしょうがないので、時々ツキが回ってきてもおかしくはないと思うことにしている。つい でに、10枚だけ買ったサマージャンボ宝くじが当たってくれるといいのだが・・・


2003年7月17日

 先日の醍醐桜の失敗に続き、またまた大失敗。哲多町の金蛍の写真はほとんど真っ黒け 状態で、わずかに蛍の光がわかる程度。ISO100のフィルムで撮ったのが失敗の原因。まわりの おじさんカメラマンがやたらISO400で1600に増感しているなどと言っていたのを聞いていたのだが、 以前真っ暗な山間部で、ISO100で15分露光しただけで、肉眼では見えなかった山の稜線とか電線 とかも写ったし、星の光もしっかりと撮れていたので、ISO100でも40分露光すれば大丈夫に 違いないと思っていた。しかし、おじさんカメラマンの言葉は正しかった。やはり、先達のお言葉 は素直に聞いたほうがいいということか。肉眼では同じように見えても、蛍の光は夜空の星の光 より、もっとずっと弱い光なのだろう。今回はいい勉強になったということか・・・


2003年7月13日

 この前撮影してきた醍醐桜の写真ができあがった。結果は、悲惨。どうも1ヶ月も写真を 撮らないでいると、細かいところに気が回らなくなるのか、見事に露出失敗。使えそうなのは 2枚程度という情けなさ。夕日に焼けた雲の色がさっぱり出ていない。暗い醍醐桜 に露出が引っ張られて、明るい空がオーバー気味になってしまったせい。スポット測光で雲に 露出をあわせればなにも問題ないはずなのに、このときは多分割測光でカメラ任せで撮った ため、中途半端に終わってしまった。もちろん、段階露出はしているのだけれど、プラスマイナス 0.5づつしか取らなかったためあたりがなかった。1ヶ月撮らないだけでそんなことも忘れてし まうなんてお粗末きわまりない。やはり、定期的に撮ってないと写真の腕は上がらないという ことが身にしみた。


2003年7月9日

 久しぶりのいい天気。しかも、仕事は休み。ということで、この時期だけ見ること ができるという金蛍を見に出かけた。岡山県西部の哲多町というところにある神社の境内でその 蛍は見られる。珍しい陸棲の蛍で、飛ぶ時期は例年7月上旬ということなのだが、今年は 6月末から雨が続き、朝夕が涼しかったためピークは来週になりそうだとのこと。今日は 昼間はかなり蒸し暑かったのだが、夕方に現地で雷雨があったため、どれほど飛ぶかちょっと 微妙なところだったらしい。しかし、夜8時ごろになると、暗い杉林の奥からひそやかに明滅 しながら金蛍が飛び交いはじめた。点滅の間隔は非常に短くて、すーっと尾を引いて飛ぶ という感じではない。ちかちかと点滅しながらふわふわやみに漂うという感じで、非常に 弱弱しいのだけれど、とてもやさしい、思わず息を止めて見とれてしまうような可憐な 光だった。
 蛍が飛ぶ時間は、午後8時ごろから30分程度と短い。地元の人の話では、深夜1時から 2時頃にもう一度飛ぶ時間があるとか。さすがにそんな時間に蛍を見に行く人はあまり いないと思うが、静かに楽しみたいのならその時間のほうがいいかもしれない。
 境内では地元の人が、カメラのフラッシュをたかないようにしてくださいとか、懐中電灯 や携帯の画面なども含めて、あらゆる光をつけないようにしてくださいと、巡回しながら注意 してくれるおかげで、写真を撮る人も安心して30分という長時間露光を行うことができる。 一度、立ち入り禁止のロープを超えて森に入り込もうとしたおやじカメラマンが、マナーを 守るようにしかられていたが、ここの巡視員は本当に見ていて気持ちがいいぐらい毅然とし ており、蛍を守りながら多くの人に楽しんでもらおうというまじめな姿勢がみられて気持ち 良かった。撮影に行く人はもちろん、見学に行く人も携帯や懐中電灯をつけないよう、ぜひ マナーを守って楽しんでもらいたい。
 なお、三脚を持ち込んでの撮影は、基本的に平日のみということで、土日は混雑する ことから原則禁止となっているらしい。また、今日は平日だというのに蛍の見られる場所に近い 上の駐車場は夕方5時には満車となっていた。撮影目的の場合は、昼間から行って早めに三脚 の場所を確保したほうがいい。蛍の情報は、哲多町役場のHPに掲載されているのでそちらを参照 のこと。 http://www.town.tetta.okayama.jp/hp/home.htm 


2003年7月7日

 この一週間仕事が立て続き、しかも飲み会があったりしたもので、すっかり疲労 困ぱい状態。なんだか、来春大学を卒業して普通のサラリーマン生活なんて絶対むりな のではないかという気がする。もっとも、あまり会社勤めにもどろうとも思っていない のだが・・・ 
 それにしても今日は蒸し暑かった。岡山市内は30度を越える猛暑。日差しこそな いが、ほとんど蒸し風呂状態。あまりにも暑いので、避暑をかねて県北の山の中に逃げ 込んだ。この1ヶ月ほど写真を撮っていないこともあり、カメラをもって出かけたが、 天気はどんよりとした曇り。さて、どうしたものかと考えながら車を走らせていたが、 けっきょく醍醐桜の夏姿を撮りに行く事にした。山間部に入ると、外気温は27度に下がった。 醍醐桜のある山上では25度。吹く風が涼しくて気持ちいい。やはり、山は良い。
 醍醐桜は緑の衣をまとって、元気に山上に飄々と立っていた。誰もいない。静か な山里。近くの農家のお年寄りが時折畑仕事から帰ってくる。空は雲が厚く、あまり フォトジェニックとはいいがたい。さて、どう撮ったものやらと思案していると、 次第に雲が割れ、青空が覗き始めた。ちょっと秋の雲っぽいが、なかなかきれいな青空だ。 雲の流れ去る青空をバックに桜の古木をフィルムに収めた。やがて雲が赤く染まり始めた。 なんと、青空だけでなく夕焼けまで見せてくれるとは、久しぶりに逢いに来てくれた ことへの醍醐桜のささやかなプレゼントだったのだろうか。カメラと三脚を担いで、あっち こっちとアングルを変えながら、わずか2時間足らずのうちに3本のフィルムを使いきった。
 夕焼けが消えると同時に空は再び厚い雲に覆われた。あたりは早々と 夕闇に包まれた。なんとなく思い立ってきてみたが、夕方のわずかな時間にすばらしい光景 に出会えた。早すぎても遅すぎても出会えなかった光景。なんだかとってもハッピーな気分。


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