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2004年6月30日 「岡山を撮る!」写真展

 まだ見に行ったわけではないのだけれど、6月29日から7月4日まで岡山市の岡山県生涯学習センター というところで表題の写真展が開催されている。岡山写真研究会という団体の写真展で、7人ぐらい の協同展のようだ。各自が岡山市内で撮影した写真を展示するわけだけれど、案内状によると各自がそれぞれ タイトルをつけているようなので、全体でひとつの写真展という形ではなく、テーマを統一した個別の写真展 を同じ場所で合同で行うというような形式らしい。
 写真関連の団体の写真展は何回か足を運んだことはあるが、正直に言えばこれまでは記憶に残る ような写真展には出会えなかった。というのも、団体の写真展はあまり明確な統一テーマがなくて、 「風景写真」というようなくくりで、各自がそれぞれ気にいった写真を出展しているだけの寄せ集め的な 内容になってしまうからだと思っている。しかし、今回の写真展はいちおう「岡山を撮る!」という統一 テーマの下に、各自が感じた岡山の風景を切り取った写真展のようなので、ひそかに少し期待している。 もっとも、案内状をみると自分の子供をテーマとした写真を展示している人もいるようなので、どこまでテーマを 大切にしているのかやや怪しい雰囲気もしないでもない。はじめにテーマありきだったのか、たまたま 今回の出展者の写真が岡山というテーマでくくれそうだったからテーマを決めたのか、それはわからない。 とりあえず、自分も岡山市内外の写真を撮っていることもあって、他の人はどんな感性と視点で岡山と いう街をとらえているのか、とっても興味がわくテーマである。
 ちなみに、会場は京山ロープウェーの麓で、無料駐車場もあるので車で行くことができる。午前9時 から午後9時まで開催。ただし、最終日は午後5時まで。会場の詳細はネット検索で。

2004年6月27日 蚊

 1週間ぐらい前から、一匹の蚊と追いつ追われつのバトルをしているのだが、一向に 決着がつかない。というのも、昼間であれ夜であれ、とにかく部屋が明るいときには奴は 姿を見せないのだ。たった一度だけ、こちらを挑発するかのように、目の前にぷーんと飛ん できて、こちらの攻撃をするりとかわしてそのまま行方をくらましたことがあったが、 それ以来、姿を見ていない。
 しかし、こちらが寝静まって部屋が真っ暗になったころを見計らって、耳元に飛んでくる。 あれは、なんでわざわざ耳元に来るのだろうか。あの羽音を聞いた瞬間、言いようのない憎悪 の炎がめらめらと燃え上がり、飛び起きて明かりをつけ、スーパーウェポン「アースジェット 無香料」を手に迎撃を試みるのだけれど、時は遅し。まるでステルス攻撃機だ。ちなみに、 まんまと貴重な血液を盗み出され、かゆみというむかつく置き土産に屈辱を味わったのは すでに3回ほど。7日間という期間でいえば、4勝3敗ということか。しかし、今日またやられた ので、これで五分五分だ。
 頭がいいというか、用心深いというか、とにかくいままでの蚊とは一味もふた味も違う。 もしかして突然変化によって進化したスーパーモスキートなのではないかと、最近疑惑の念を 抱いている。ちなみに、蚊取り線香の類(ベープマット)はしているのだけれど、これがまた 効果なし。もちろん、つけていればよってこないのだが、どうやらどこかへ避難して、ほとぼり が冷めた頃を見計らってお出ましになるらしい。蒸し暑いし、蚊は出るし、だから夏は嫌いだ。 そういえば、雲ノ平らのキャンプ場にも蚊がいたなあ。標高2500mだというのに、水が豊富なせい だと思うが、それを考えるとちょっと行く気が萎えてしまう。

2004年6月18日 離島めぐり

 最近、瀬戸内海に浮かぶ離島めぐりをしてみたいと思う。どういう理由でそんなことを 思いついたのか自分でもよくわからないが、もしかしたら犬島がきっかけかもしれない。 とはいえ、比較的簡単に渡れる犬島のような島ばかりとは限らない。笠岡市沖にある真鍋島 や白石島などの笠岡諸島は船便も少ないようで、早朝から出かけないと日帰りは難しい。 まして香川県側にある塩飽諸島はもっと大変のようだ。なんだか、山に登るのに似ている。 近いし苦しい思いはしなくてすむけれど、時間のかかり方は似たり寄ったり。近くて遠い、 瀬戸内の離島。ちょっと気になるスポットだ。

2004年6月12日 キャリブレーション

 パソコンの画面の色や濃淡の調整を行うことをキャリブレーションというが、パソコン 画面で写真を見る上でこれをきちんとやっておかないと本来の色を見ることができない。 ということは、頭の中では知っていたのだが、いままであまりきちんと調整したことがな かった。
 昨日、古いカメラ雑誌を引っ張り出してキャリブレーションの記事を読みながら 調整してみると、いままでは少し暗い調子で画面を見ていたことがわかった。大体こんなもの だろうというところまで調整してから、あらためて自分のサイトの写真を見ると、全般的に 画面が明るくなったために色が浅く、ややフラットで鮮明さに欠ける写真のオンパレードに なってしまった。すべて最初からレタッチのやり直しをしなければならないと思うとちょっと 憂鬱になる。とはいえ、正しい画面設定で見てもらっている人に対してはやはりきちんとした 色を提供するのが筋というもの。キャリブレーションなんてやったこともないという人も、 せっかくなので一度の調整をしてみてはいかが? 下記サイトをご参考あれ。

DigitalPhotoArtsの「当サイトご利用上の注意」から「こちらのチャート」ページ。

KN-PHOTO

 ちなみに、Photoshopなどというソフトは持っていないという人も、とりあえずモニターの 明るさとコントラストを調整するだけでもかなり違うはず。上記のサイトを見て、モニタの階調 がきちんと見えるようにすれば、ガンマも大体いいところにくるのではないかと思う。


2004年6月8日 テレビショッピング

 深夜、見るともなしにテレビをつけていると必ず始まるのがテレビショッピング。 パソコンなどさも高性能で低価格でお買い得のように説明しているが、CPUは何が 採用されているのか、メインメモリは何MBなのかという肝心な話は一切ない。テレビが 見られるとか、デザインがかっこいいとか、デジカメとプリンタとセットで22万円だとか という話も大切かもしれないが、そんな程度の情報でいいのだろうかと他人事ながら 心配になってしまう。まあ、初めてパソコンを買うような人にとって、CPUとかメインメモリ とかいわれても良くわからないのも事実で、いまどきのパソコンなら普通に使う分にはそれ ほど大きな問題はない。ただし、写真などの画像処理にはメインメモリのサイズが結構重要 なので、その点では不親切と言わざるを得ない。消費者も、見てすぐに電話をかけるので はなくて、一度インターネットなどでその商品の詳しい仕様などを確認するといった用心深さが あったほうが失敗しなくてすむと思う。
 ちなみに、低反発性マットレスの「トゥルースリーパー」という商品、2万円という価格 で紹介されていた。ちょっと興味があったので念のためネット検索してみると、1万5千円程度で さまざまなお店で通信販売されていた。テレビショッピングは安いというのは、ちょっと疑って かかる必要がありそうだ。

2004年6月3日 緑川洋一写真展の感想

 天気が良かったので、午後から緑川洋一写真展に行ってきた。全国の国立公園で撮影 された美しい風景写真が、大伸ばしのカラープリントで見ることができ、かなり満足度 が高かった。解説によれば、今回展示してある写真は、以前東京で一度だけ公開された もので、その意味では希少価値が高いということだ。
 緑川洋一といえば、色とりどりにきらめく海面とシルエットの灯台や船の写真が 有名だが、今回はあの手の加工写真は含まれていない。シンプルな風景写真ばかりだ。 もっとも、「空を覆ううみねこ」というタイトルの写真は、驚くほど均等に ウミネコのシルエットが夕焼け空に並んでいてすばらしいのだが、、一部のウミネコの シルエットの周りにちょうど切り抜いた絵を貼り付けたような妙な影が見られたので、 自然に撮ったものとしてはやや違和感もあった。加工されたものかどうかはさておき、 展示されている写真はどれもすばらしいものだった。ただひとつ残念だったのは、プリント してからかなり年月が経っているためか、それとも保存状態があまりよくなかったのか、 比較的多くの写真がかなり色あせしていたこと。色あせする前の完璧な状態で見ること ができていたら、もっと感動的な写真になったと思う。それはさておき、風景写真に興味 がある人にはお勧めの写真展だ。
 写真展のついでに、倉敷美観地区もうろついてきたが、久しぶりに歩いてみると 結構いいところだったんだなあと思った。昔歩いたときには、まったくそのよさがわから なかったが、やはり年齢を重ねて初めてわかることもあるということだ。

2004年5月31日 緑川洋一写真展

 岡山のような地方都市で、有名写真家の個展が開かれることはめったにないが、 地元出身の写真家である故 緑川洋一氏の写真展が倉敷美観地区にある加計美術館で 開催中だ。国立公園というテーマで、全国の国立公園で撮影された写真が展示されて いるとか。
 緑川洋一氏の写真集は、モノクロのものを一冊もっているが、できればカラーで 見てみたいと思っていたところだ。会期は、5月29日から6月20日まで。
 加計美術館のサイトはこちら 

2004年5月28日 冷奴

 個人的な好みの話で恐縮だが、冷奴といえば絹豆腐。そして薬味はネギ、ショウガ、鰹節 というのが定説だと思っていた。しかし、うちの母親は時々木綿豆腐を使う。しかも、 ショウガのかわりにわさびを使う。木綿豆腐のぼそぼそとした食感は、冷奴には向かないと思うし、 ましてやワサビは明らかに味覚として間違っているような気がする。ところが、母親に言わせればワサビ のほうがうまいらしい。子供の頃は普通にショウガがのっていたような気がするのだが、いつからワサビ 派に宗旨替えしたのだろう。しかも、ワサビの上に青ネギを置くものだから、知らずに食べてえらい目に あった。
 しかし、冷静に考えてみれば、ショウガとワサビはどのような基準で使い分けをするのだろうか。 ショウガを使うものは、一般的に味が淡白なものが多いと思う。淡白で繊細な味覚を損なわず、さわやかな 風味を加味してくれるからショウガのほうがあっているのだろう。冷やしそうめんとか冷やしうどんなど、 白い麺はたいていしょうがだ。ところが、そばの場合はワサビを使う。これは、めんつゆの濃さの違いな のだろうか。しかし、系統としてはしょうゆベースのダシ汁だから、ショウガでも悪くないような気がする。 今度試してみよう。それから、刺身などの生もの類もたいていワサビだが、これはワサビに含まれる成分に 殺菌作用があるからというのは良く知られたところ。味覚的にはピリッとからいワサビのほうが刺身などに はあうということだろうか。そうしてみると、淡白で味の薄いものにはショウガ、生ものや濃い味の場合は ワサビというのが一般的な分類基準のようだ。ところが、煮魚のくささををとるための生姜煮などという ものもあるので、ややこしい。ちなみに、おでんや納豆にはカラシを使うが、これも理由は知らない。
 ショウガにしろワサビにしろ、確たる理由もないのにいつの間にか慣習的に使い分けている。しかし、 うちの母親のように、まったく違う組み合わせを常識としている人も中にはいるのかもしれない。いや、もしか すると地域によっても違うのかも。冷奴といえば木綿豆腐にワサビという組み合わせが常識というひとがいたら ご一報ください。

2004年5月23日 北海道自動車旅行記

 完結しないままずいぶん長い間ほったらかしにしてしまったが、ようやく最後まで書き上げる ことができた。もともとはこんな長編旅行記にするつもりはなかったのだが、どこをどう周り、 どんなことがあったのかを思い出しながら書き綴っていくうちに、とうとう五章だてになってしまった。 本当はこの4章だけにする予定だったのだが、それだと4章がやたら長くなるので二つの章に分割 することにした。第5章は2〜3日のうちにアップする予定。

2004年5月18日 深夜特急

 レンタルビデオ屋で懐かしいビデオを見つけた。「劇的紀行 深夜特急」というのがそれ。これは、 沢木耕太郎原作の同名ノンフィクション作品を原作としたテレビドラマとして制作されたもの。 放映されたのは1998年ごろなので、ずいぶん昔の話になる。しかも、連続ドラマではなくて スペシャル番組として放送されたものだったように記憶している。たしか、たまたまつけたテレビ で放映されていて、すっかり虜になってしまった番組だ。
 ストーリーは、主人公(大沢たかお)が香港からロンドンまで1年以上かけてユーラシア大陸を 横断する旅をするというもので、原作者の沢木耕太郎が実際にたどった道を同じようにたどる。 原作を読んでいないのでどこまで忠実なのかわからないが、妙な作り話は入っていないようだ。 基本的にはノンフィクション作品だから、ドラマというよりまさに旅紀行という雰囲気があり、 自分が旅をしているかのような雰囲気を味わうことができる。エンディングがやや拍子抜け する感があるが、旅好きの人は機会があったらぜひ観てほしい。
 バックパッカーとして1年以上を旅の空で暮らすという時間をもつなんて、今の自分には到底無理 なことだが、かつて3週間ほどかけておなじようにバックパックを担いでヨーロッパを回ったときの ことを鮮明に思い出した。初めての外国、初めての一人旅と初めてづくしだったが、やはりこの ドラマと同じように旅先でいろいろなことがあり、いろいろな人と出会い、いろんなことを考えさせ られた。最近は、エコノミークラスで長時間座りっぱなしというのが苦痛で、外国への旅行はあまり 気が進まないという気持ちが強かったが、これを見ると久しぶりに放浪癖が首をもたげてくるような 気がする。飛行機で移動すると本当にただの移動だが、ドラマのように列車やバスなら趣はまったく ことなる。考えてみれば、昔と違って中国やロシアもかなり開放されているので、ソウルや北京まで 飛行機で行って、そこからバスや列車を乗り継いで中央アジア方面に旅をするという手がある。モン ゴルやチベット、ネパール、ウズベキスタンなどの中央アジア地域は昔から行ってみたいところ。 なんとかがんばってお金をためて、せめて数ヶ月の時間を作って旅をしてみたい。ドラマを見ながら そんな気持ちがむくむくと湧き上がってきた。
 余談だが、この作品には主人公の恋人役として松嶋菜々子が出演している。おそらく20代前半の 頃だろう。今でも十分きれいだけれど、さすがにこの頃はかわいらしさもあって輝くばかりの魅力 がある。出演時間はごく少ないけれど、松嶋ファンなら必見かもしれない。ちなみに、主人公を演じる 大沢たかおは当時28歳で、男から見てもかっこよく魅力的だ。大沢ファンにもおすすめである。

2004年5月16日 夏山

 登山といえばもっぱら無雪期、特に9月下旬に行くことがほとんどだったが、今年はようやく 7月上旬の夏山に行ける。そのために、大学卒業後も定職につかずにフリーター状態に甘んじている といってもいい。おかげですっかり金欠病になってしまい、つつましい生活をする羽目になっているが、 花咲き乱れる夏のアルプスに思いをはせるだけで十分楽しい。本当は20mmの広角単焦点レンズを新調したい (といってももちろん中古品だが)ところだが、もろもろの費用を考えるとどうもそういうわけにはいきそうに ない。写真をやっていると、どうしてもいいレンズがほしくなる。いいレンズで撮ればそれだけいい写真が 撮れそうな気がするというだけで、実際にはレンズの性能をフルに引き出せるかどうかを問う以前の問題 のほうが多いのだが・・・それにしても、待ち遠しい夏山シーズン。雲ノ平に1週間滞在して、その後一度下山して 白馬岳に3日ほどの日程を考えている。

2004年5月10日 ぽかぽか温泉

 岡山市南部の新都心のような町である青江というところに「ぽかぽか温泉」という施設がある。 国道2号線バイパスから看板が見えるので以前から知ってはいた。しかし、市内の真ん中に温泉があるなんて と思っていたら、いわゆるスーパー銭湯だった。ちょうどジャスコのすぐ裏にあるのだが、 GWにややきつい仕事を2週間してへろへろになっていたこともあり、このさい温泉であろうとなかろうと、 とにかく湯に浸かって疲れを癒したいという気持ちで出かけてみた。
 建物は新しく、館内もきれいに掃除されていて清潔感があり、非常に好感度は高い。お風呂のほうは、 非常に広いのだけれど、サウナがなぜか3部屋もあり、湯船がややせせこましいような気もした。絶対的な 広さはあるのだけれど、リラックス風呂とか寝湯とかスペースが必要な設備があるので、そんな雰囲気が あるのだろう。露天風呂も一応あってそれなりに悪くないのだが、すぐ隣にビルが建っていることもあって、 露天風呂の上はテント地の屋根で半分覆われていて、開放感はほとんどない。まあ、350円でこれだけりっぱな 設備をもっているのなら十分お得だし、身近に温泉気分を味わえるところとしては利用価値は高いと思う。 ただし、更衣室の一角に何の囲いもなく喫煙室を設けているのはいただけない。さっぱり気分で風呂から 上がっても、タバコのにおいをかいだ瞬間になんだか不快な気分になってしまう。多くの公共の場ではすでに 全面禁煙になっているのだから、銭湯や温泉でも全面禁煙にしてもらいたい。

2004年5月6日 交通マナー

 自動車教習所では、「運転中に右左折するときは、右左折する地点の50m手前もしくは3秒前には 方向指示器(ウィンカー)を作動させる」と教わったように記憶している。もっとも、かなり前の話なので数字 の部分はやや記憶が怪しい。いずれにせよ、ここで重要なのは右左折時は方向指示器を事前に作動させ、 自分がどのような行動をするのかを、他の自動車や歩行者に向けて明確にする必要があるということだ。 事故を防止するためにはこれは非常に重要なことだが、近頃はこれを怠るドライバーのなんと多いことか。 いきなりブレーキを踏んで減速したので何かと思っていると、とつぜん右左折を始めたり、曲がり始めると ほぼ同時もしくは遅れて方向指示器を出したりと、まったく無茶苦茶。これは、岡山市内独特の悪習なのか、 それとも全国的な傾向なのか。ついでに言えば、ロードサイドのお店などから右折で出てくる車のマナー も最悪だ。左方向からは車が連なって来ているのが見えているのにもかかわらず、右方向からの車が少し 途切れただけでずうずうしくも車線中央に出てきて停車し、左方向の車が途切れるのを待つのである。当然 右方向からの車は急ブレーキを踏んだり、渋滞したりと、迷惑この上ない。こちらはいたって普通に車を 走らせているだけなのに、突然路肩から車が出てきて道の真ん中に停車するのだから、冗談ではない。 優先道路の車の流れを妨害したり、事故を誘発する危険のあるような行為をなぜ平気でするのか、ほんとう に理解に苦しむ。毎日、車に乗るたびにヒヤッとしたりムカッとしたり、運転してストレスがたまるように なったと感じる今日この頃。

2004年5月2日 同世代

 最近、「キャシャーン」なる映画のCMをよく見る。これは、30代以上の人は知っている と思うが「新造人間キャシャーン」という昔のアニメのリバイバル実写版というもの。まあ、 ストーリーはそれなりに脚色されているのだろうが、それにしてもずいぶんマニアックな アニメを持ってきたものだ。そういえば、最近のCMやドラマではけっこう昔ヒットしたものが よく使われている。例えば、日産エルグランドのCMのBGMは、私の記憶に間違いがなければかつて 大ヒットしたボストンの「宇宙の彼方へ」という楽曲だ。どこかの軽四のCMにはディープパープル の「ハイウェイスター」が使われている。また、パンシロンだったか胃腸薬のCMには アニメのど根性ガエルが登場している。リバイバルヒットの曲も数多くあるし、ピンクレディ は再結成されるし、自分が小学校、中学校の時代にヒットしたものが今復活しつつある。
 で、なぜそのようなことになっているのかというと、話は簡単。要するに、自分と同世代 の人たちがいろいろな会社のキーパーソンになる年代だからということだ。いわゆる中堅と 呼ばれるキャリア人たちがさまざまなプロジェクトの中心になるのが、30代後半から40代 前半。放送業界や音楽業界でもそれは同じだろう。彼らが管理職として第一線を退くまでのあと 数年、もう少し懐かしのアニメや音楽が楽しめそうだ。
 ところで、懐かしのアニメといえば、「海のトリトン」というアニメがあった。幻の アトランティス大陸をモチーフにしたちょっとオカルトチックでSFチックなアニメで、キャシャーン に劣らずマニアックなアニメだった。久しぶりに観てみたい気がするが、どこかで再放送してくれない ものだろうか。とりあえず、今度レンタルビデオでも探してみるか。

2004年4月29日 夢

 最近はすっかり見なくなったが、昨晩(というより今朝かも)久しぶりに「走る」シーンが 出てくる夢を見た。今まで「走る」シーンがある夢では、決まって体が思うように動かず、 やたらゆっくりとした動きで、まるでスローモーションのような走りしかできない場合が ほとんどだった。フロイト夢判断ではどのような心理分析になるのだろうか。しかし、昨日 の夢では、驚くほど軽やかに、ほかの人よりも格段に速く「走る」ことができた。なんだか すごく爽快な気分。そういえば、時々空を飛ぶ夢も見ることがあったが、この場合も決まって 地上すれすれをなんとか飛ぶという状態で、大空を自由に軽々と飛ぶ夢というのは、見た記憶がない。 なんらかのストレスなりプレッシャーなりが夢の中で自分の行動を制限してしまっている だろうが、そう考えると昨晩はそのストレスやプレッシャーから開放された心理状態にあった ということだろうか。お金はないけど自由はある。やっぱり、精神衛生上こっちのほうが いいのかもしれない。

2004年4月24日 動くか? 3年寝たきりバイク!

 ちょっと前に、岡山に戻ってきてから廃車状態で3年間放置していたバイクを、久しぶりに 動かそうとばらして少し整備してみた。昨年、筋肉痛になるまでキックし続けてもうんともすんとも いわなかったので、とりあえずプラグの交換から取り掛かったのだが、これが大仕事。 車載工具のプラグレンチがそのままでは入らない。まず、ラジエターを取り外す必要が ある。そこで、シートをはずし、ラジエターホースを抜き、冷却水をすべて抜き取ってから ようやくラジエターを取り外した。やっとこさプラグを抜き取ってみると、先端部分は真っ黒な カーボンがべっとり。これでは火花も飛ばないはず。しかも、標準のプラグよりも1段熱価の 高いものがついていた。全開で飛ばしまくるのならこれでもいいかもしれないが、普通に走る のにこんなプラグをつけていたら、すぐにかぶって調子がおかしくなる。どうりで、東京で のっていたときもいまいち調子がわるかったはず。
 プラグ交換のついでに、ガソリンタンク内に3年入れっぱなしだったガソリンを新しくするために タンクをはずそうとしたら、タンクからキャブレターへガソリンを送るゴムパイプが劣化していて 亀裂が入ってしまった。さらに、エアクリーナーを洗浄しようと取り外すと、これがまたぼろぼろ。 プラスチックやらゴムというのは、本当に経年変化が激しい。で、結局これらの部品をバイク屋さん に注文して、作業は中断。そのパーツがようやく今日届いたので、やっとばらした部品を元通り にすることができた。ところが、ここまでやって時間は午後7時前。まだオイル交換も残っている し、エンジンがかかるかどうかの実験は来週までもちこしとなってしまった。

2004年4月22日 怠惰な生活に渇!

 4月に入って朝早く起きる必要がなくなったせいで、すっかり夜型の怠惰な生活 になってしまった。よく寝てストレスもなくのんびりできればすこぶる健康的になれるよ うに思うかもしれないが、これが寝すぎると帰って体調が悪くなる。背中が痛くなる し、頭が働くなるし、はっきりいってろくなことがない。やはり、睡眠時間はほど ほどにして、頭と体をきちんと使うことが人間には必要だと痛感。

2004年4月16日 ボトルシェイプ

 コンビニにコカコーラのボトルがおいてあった。なんだかすごく懐かしい気がした。 考えてみれば、最近はコカコーラといえば赤い缶かペットボトルしか見ていない。子供の 頃も缶はあったが、それでもボトルがまだまだ普通に売られていたので、駄菓子屋など でよくボトルコークを飲んだものだ。
 それにしても、このボトルはなぜこれほどアーティスティックなデザインなんだろう。 たかがジュースの入れ物なんだから、もっとシンプルな形でもいいはず。ライバルのペプシ のボトルなんて、最近のペットボトルとなんらかわらない形だったのではなかったっけ? たかがボトル、されどボトル。ちょっとしたものでも、デザインしだいで魅力的なものになる といういい見本だ。そう考えると、デザイナーって素敵な職業だな。

2004年4月13日 行き過ぎ教育

 驚くべきことだが、子供の教育に熱心な韓国ではネイティブと同等の英語の発音が 可能になるように、子供の舌の一部を手術で切開するということが行われている。 LとRの発音が容易になるというのがその理由らしいが、教育もここまでくると 狂育というべきか。英語の発音の問題が舌の長さに起因すると本気で考えているの なら、親の教育のほうが必要だろう。
 しかし、これを対岸の火事と笑えるかどうかが問題。日本にも勘違いした教育 熱心な親はたくさんいる。子供の肉体を改造することで英語の発音が流暢になるなどと いう奇妙な迷信がはやらないよう祈りたい。それ以前に、日本でも流暢であることが 英語を話す上で重要なことであるという思い込みが見られるが、このようなばかげた 勘違いがなくなるよう期待したい。外資企業で働いた経験から 言わせてもらえば、重要なのはコミュニケーション能力であって流暢さではない。 これは、自分たちが外国人と日本語で話をするときのことを考えればわかるとおもう。 流暢さにとらわれると、ネイティブと遜色ないレベルの完璧な発音ができないと、自分の 英語はだめだというおかしな劣等感を生むばかりで、肝心の会話に入っていけないという ことも危惧される。教育熱心も結構だが、親のほうがすこし頭を冷やしたほうが いいケースが多いのかもしれない。

2004年4月10日 消費者意識

 ニコンから低価格のデジタル一眼レフD70が発売されて3週間。発売後1週間もたった頃に、 1/4000秒とか1/8000秒の高速シャッターで撮影した画像の右半分と左半分で色相が違う という現象が出ているという問題が指摘されている。某サイトの掲示板では結構話題に なっていたが、実際問題としてはそれほどの高速シャッターを使うケースはめったになく、 日常の使用においては問題にならないことのほうが多いだろう。掲示板でも、それほど ヒステリックにニコンを批判しているケースはなかったが、中にはこの問題に関して 問い合わせた時のニコンの返答が「調査中」とのことだけだったという報告に対して、 企業姿勢に疑問を持つという書き込みをしていた人もいた。
 常識的に考えれば、問題が発覚してからわずか2週間程度しかたっていないのだから、 原因がソフトウェア的なものなのかハードウェア的なものなのか、設計上の問題なのか 製造上の問題なのか、個体差がどの程度あるかなど、調査しなければならない ことは数多くなる。またいずれにせよ何が直接の原因なのかを解明し、今後の対策を立て るにはもうすこし時間が必要であろうことは明白だ。そうであれば、現時点でニコンと しては「調査中」と回答する以外にない。ニコンの企業姿勢に疑問を持つと書いた人は おそらく、「原因がなんであれ、すべて無償で修理改善させていただく所存です。」という類 の回答を期待してのことなのだろうが、理由もはっきりしないのにそんなことをメーカー が言うはずがない。例えば、ソニーから調達したCCD単体の問題だったとする。それ なら責任はソニーにあるわけで、ニコンが回収して修理交換するにしても、ソニーとの 間でその費用をどのように処理するのか協議して、ニコンとソニーで合意に達してから でないと、ニコンが勝手に無償で修理しますなんてことをアナウンスすることはできない。
 もちろん、発売前にあらゆる製品テストを行い、問題がないことを確認して から発売するのが製造者責任というものである。しかし、カメラメーカーとしては老舗 であり世界的ブランドでもあるニコンがその種のテストに手を抜いたとも考えられない ので、テスト段階では発生しなかったのかもしれない。どちらにしても、ニコンが 原因を調査し、対応策を検討していることは明らかなのだから、実用上あまり問題が ないのであれば性急な結論を求めず、もう少し余裕を持ってニコンの誠実な対応を待つ 姿勢が消費者にも求められるのではないだろうか。

2004年4月7日 醍醐桜騒乱

5日、落合町の醍醐桜が満開になったので撮影に行ってきた。今年は、昨年に比べて花が多く 色も濃い目のピンクでかなりいい感じだった。しかし、年々有名になったこともあり、人出 は朝からかなりあった。それにもまして不快だったのが、カメラマンのマナーの悪さ。観光で 来て桜の周りの遊歩道をゆっくり見て回る人や、遊歩道で写真を撮っている人に対して、「どけ!」 「早く移動しろ!」などと、何様のつもりなのかというほどの悪態をつく。しかも、 集落中に聞こえるほどの大きな声で。本来、桜は訪れた人にゆっくり見てもらうためにある。趣味であれ 仕事であれ、勝手に人の入らない桜の写真を撮りたいからといって、「どけ!」とは何事だろう。 シャッターチャンスはひたすら待ってものにするものだ。写真を撮る人は、観光客の邪魔にならない ように撮るのが筋のはず。尾瀬などでも狭い木道に大きな三脚を立てて撮影している人が多くいたが、 とにかく自分のことしか考えていない人が少なからずいるのは確かだ。こんな輩はいかなる写真も 撮る資格はない。


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