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2006年3月31日 桜カーニバル

 明日から4月ということで、恒例の桜カーニバルが後楽園周辺の旭川堤で始まる。名前は違っても、同じような 催しは全国各地で行われることだろう。夕方のニュースを見ていると、あちこちで似たような催しが開催される とのこと。まあ、それはいいとして、ひとつやめてもらいたいことがある。それは、あのいかにも安っぽい提灯 とノボリ。どこのだれがあんなお下劣な装飾で飾り立てることを望んでいると思っているのだろう。淡い桜の花 のそばに原色ぎらぎら、時には蛍光色のど派手な提灯やノボリがあると、せっかくの春の雰囲気が台無しだ。 何も飾りがないと、催し物をやっているかどうかもわからないとか、盛り上がりに欠けるとかいろいろと思うところは あるのだろうが、本当に桜を楽しんでもらいたいと思うのなら、桜から離れたところにそういうものを集めておいて、 桜の周りには何もないようにしたほうが、花を楽しみに来た人にとってはよっぽどありがたいのではないかと思う。 夜桜用の証明なら、普通にライトアップすればいい。そのほうがよっぽどきれいだ。個人的には、桜がもっとも美しいのは、 順光もしくは半逆光で青空を背景にしたときだと思う。日本人は、昔から四季折々の自然の美しさを愛してきた。それは、 自然そのものの美しさであると同時に、自然であることの美しさでもある。いつから人工的で無粋な装飾でその美しさを 破壊することをよしとするようになったのだろう。全国各地の桜祭りの関係者は、最高に美しい桜をお客さんに 楽しんでもらうには何が必要で何が不要なのか、もっとよく考えてもらいたい。

2006年3月26日 春眠

 土曜日は朝からいい天気だというので、日生町にでも撮影に行こうかと思っていたのだが、結局睡魔に抗しきれず 昼まで惰眠をむさぼってしまった。春というのは、どうしてこんなに眠いのだろうか。あと2週間もすると学校が 始まってしまうので、撮影に出かけるのなら今が絶好のチャンスだというのに。しかし、本当に眠いというだけの ことなのかと、ふと思ってしまう。そう、意欲がないのではないか。写真に興味がなくなったというわけではないが、 最近出かけるのがなんとなくめんどうくさい。まあ、いろいろと理由はあるのだが、せっかくのチャンスをみすみす 逃してしまうなんて、よくないなあと思うのである。3月ももう終わり。4月からは気合を入れなおして、外に出かけよう!

2006年3月20日 玉島

 高梁川をはさんで水島の対岸にある玉島を訪ねた。良寛和尚が修行した円通寺が有名だが、他にはこれといって 観光資源になるようなものはない町だ。ただし、倉敷に代表されるような白い漆喰となまこ壁の古い家並みが比較的 残っていて、玉島港を中心とする古い町の中を歩いていると懐かしい雰囲気を味わえる。本来は鷲羽山近くにある 三百山という山に瀬戸内の夕景写真を撮りに行くのが目的だったのだが、どうせならということで足を伸ばしてみた。
 訪れて初めて知ったのだが、最近話題になっている映画「Always 三丁目の夕日」のロケをここで行った らしい。古い水門に手書きの看板が立てかけられていたし、写真を撮っていると地元のおばさんが親切にも教えて くれた。最近の邦画は、瀬戸内周辺でのロケが多いのだろうか。「世界の中心で・・・」につづき、今回も瀬戸内の 古い(ある意味ひなびた)町並みがロケ地としてぴったりだったのだろうか。それとも、脚本がたまたま瀬戸内を 舞台にしていたということなのか。そういえば、フィルムコミッションが各地で設立されて、ロケの誘致に積極的 な活動を行っているということなので、そういうことも関連しているのだろう。
 ともあれ、半日もあればのんびり歩いて回れるような小さな町なので、休日のちょっとしたお出かけには ぴったりかもしれない。

2006年3月14日 ITベンチャー

 ホリエモンが逮捕されて以来、ライブドアの成り行きが注目されていたが、やっとUSENが手を差し伸べる ことが決まったらしい。直前に上場廃止が決まったばかりだが、はたしてライブドアは復活できるのだろうか。
 IT業界で12年働いた経験でいえば、この手の新興企業は多かれ少なかれ拝金主義的な風潮がある。 12年のサラリーマン時代のうち半分はITの古参企業にいたが、こちらはよく言えばモラルに厳しくまともな企業、悪く言えば案外 保守的だったりする。しかし、仕事そのものは早いうちから責任のある立場になり、自主的に仕事を進めることを 認めるところがあり、かなりいい経験になったと思う。 転職して、急成長著しいソフト会社に移ったが、社員の中には他人を押しのけて でも自分が成功しようという欲望丸出しのようなところがあり、そういうのが暗黙の了解のようになっている ところが鼻についた。おそらく、ライブドアではもっとそういう雰囲気が強かったのではないかと思う。 だいたい、そういう企業は社長のワンマン経営の場合が多く、現場の細かいことに口を挟んだり、気まぐれのように 仕事を途中で覆されたりと、あまり効率的でやりがいのある職場環境であるとは言いがたい。ニュースで見聞 するホリエモンも、すべてのメールに目を通して時には返信もするというあたり、まさにワンマン経営だった のだろうと想像に難くない。トップダウン型の会社では、有能な人材は育たないと思う。トップのご機嫌伺い に汲々とする輩や、言われたことをやるだけで自ら考えて行動しないタイプとか、そういうのばかりがマネジメント の立つものだから、ますますつまらない会社になっていく。ベンチャーといえば、自由闊達で風通しがよく、 仕事がやりやすいようなイメージがあるかもしれないが、要は人手不足でなんでもやらざるを得ず、逆に仕事に 忙殺されていい経験ができないということもある。案外歴史のある会社のほうが組織や人間関係がしっかり している分、仕事や世の中の仕組みを覚えたり、失敗のリスクをあまり心配しなくてもある程度責任のある仕事を させてもらえたりするので、あまりベンチャーに甘い夢を見ないほうがいいと思う。もちろん、すべてがそうだ というわけではないが、これから就職する人、もしくは 近しい人にそういう人がいて、ベンチャー企業を狙っているような人を知っている場合は、ひとこと釘をさして おくことをオススメする。。

2006年3月8日 夜学はやっぱり大変だ

 2月の終わりから春休みに入ったので、午後5時に仕事が終わればそのまま家に帰れるようになった。 いままで、学校が終わってから食事をしていたので、夕食は午後9時過ぎというのが日課だったのが、 今では午後5時30分には食事ができる。午後6時30分にはやりたいことができるわけで、新しいスキャナ も手に入ったおかげで、夏の個展用のスキャンが順調に進んでいる。
 就寝時間は、特に変わらないけれど、やっぱり疲れ方がぜんぜん違うと思う。その意味では、仕事の あとに夜学に通うということは思っていた以上に負担が大きいということだ。わずか3時間、授業を 聞くだけなのに結構大変なんだなぁと実感。4月からまた始まるのかと思うとちょっと憂鬱でもあるが、 自分で決めたことだけに文句も言えず、あと1年間がんばるしかない。

2006年3月6日 Dimage Scan Elite 5400Uインプレッション

 このスキャナを使い始めて約2週間。A3用紙フルサイズに300dpiで印刷できる品質でスキャンすると その解像度は約3400dpiとなり、ファイル容量は100MB。7年も前に買った古いパソコンには荷が重いようで、 4枚まとめてスキャンしようとしたらさすがにフリーズしてしまった。で、仕方なく、1枚ずつスキャンして いる。スキャンにかかる時間はさすがに長い。特に、ゴミ取り(ICE4)と粒状性軽減機能(ICE GEM)をオンに するとめちゃくちゃ遅い。1枚スキャンするのに約20分。これは、スキャナのせいではなくて完全にパソコン の性能不足によるといえる。やはり、画像処理を快適に処理するには、Pentium4に1GB程度のメモリを搭載した パソコンがないと困るということだ。もっとも、現状のCeleron500MHz、256MBメモリのPCでも時間がかかるのを 我慢さえすれば使えないというわけではないので、テレビを見ながらとか本を読みながらのんびりやるというのなら 問題ない。
 画質と使用感だが、さすがに高級機だけあって悪くない。フィルムを差し込むだけで自動的に 各コマのプレビューまでしてくれて、しかも意外と早い。今まで使っていたDS DualUに比べれば格段の進歩だ。 フィルムを立て向きに差し込むようになっているのも、スキャン中にフィルム表面にゴミや埃がつきにくいので 助かる。ピント精度も優秀で、ほとんど何もしなくてもしっかりピントが合っている。また、色再現性は 驚くほど正確で、これまでネガのスキャンでは色調整に苦労したが、このスキャナではほとんど何もしなくても おおむね問題ない色調でスキャンしてくれる。ゴミ取り機能、粒状性軽減機能もすばらしく、ISO400のフィルム もISO100のような雰囲気にスキャンすることができた。粒状性軽減機能を使うと多少輪郭が眠くなる 傾向はあるが、ピクセル等倍で細かく見た場合にわかるていどであり、実質的には問題ない。時間はかかるがほぼ 全自動化されたおかげで、スキャン作業は思いのほか楽だ。
 本体はプラスチック製で、価格の割には安っぽいが、中身が優秀なので問題ない。この手の機械に見てくれの 高級感とか所有欲を満たすようなつくりをもとめてもしょうがないと思っているので、機能優先でコストを削れる ところは削ってその分安く提供してくれたほうがありがたい。その意味では、コニカミノルタの商品開発コンセプト には共感できるだけに、今後後継機種が出てこないというのは残念だ。

2006年2月28日 何でも屋と化すヤマダ電機

 仕事帰りに久しぶりにヤマダ電機に立ち寄ってみた。驚いたことに、店内はすっかし改装されており、 商品の場所がすっかり変わっていた。しかも、これまで扱いのなかったカー用品とかグッチなどのブランド ものまでならんでいるではないか。ヤマダ電機って、たしか昨年当たりに売上高が業界No.1になったとか で盛んにセールをしていたような気がするが、電気製品やパソコン関連製品だけでは立ち行かなくなった のだろうか。それとも、さらなる売り上げ増をねらって、売れそうなものならなんでも扱うという方針 にかわったのだろうか。中途半端にカー用品なんか並べても、所詮専門店の品揃えにはかなわないのだから、 あまり賢い方針変更とは思わないのだが、どうなのだろうか。何でもそろう百貨店やスーパーから、各種専門店や 激安ディスカウント店に客が流れて流通業界が大きく様変わりした歴史の逆を行っているのではないかという 気がしないでもない。個人的には、家電とパソコンの品揃えを充実させたスーパー専門店という方向に行って もらいたいと思う。というのも、ヤマダ電機に立ち寄った理由である、エプソンの写真用紙絹目調A3ノビサイズ がおいていなかったからだ。こういうマニアックな商品もぜひそろえておいてほしい。

2006年2月19日 Dimage Scan Elite 5400U

 コニカミノルタがカメラ関連事業から完全撤退を決め、ニコンも銀塩フィルムカメラ関連事業の 大規模な縮小を決めたのは少し前のことだが、これによって高性能フィルムスキャナの新機種開発 の可能性がほぼなくなった。そこで、コンシューマ製品としては現在もっとも高解像度のフィルムスキャナ であるコニカミノルタのDimage Scan Elite 5400Uを購入した。生産終了で58,000円程度にまで値が上がっていた のだが、たまたまある通販サイトで53,800円で販売されていたので迷わず注文。2週間待って 昨日やっと手元に届いた。
 35mmフィルムを半切程度の大きさにプリントするのなら、いままで使っていたDimage Scan DualUでも十分な解像度の画像を得ることができるが、問題はISO400などの高感度フィルムの 粒状感と12ビット入力による階調の狭さ。今度の3回目の個展ではISO400のフィルムも多数使う ことになるので、大伸ばしした時の粒状感をどうしても軽減したいということと、原版のフィルム の階調をできるだけデジタルデータでも忠実に再現したいという2点から、粒状性低減機能があり、 16ビット入力の性能があるこの機種を大枚はたいて購入したというわけだ。 とりあえず、昨日数枚スキャンをしてみたが、作業工程の大幅は短縮がなされており、 取り込み作業はかなり軽減されそうだ。もっとも、取り込み解像度が高くなった分、データ量が これまでの倍近くになり、取り込み時間もその分長くなるというデメリットはあるが、非常に精緻で いいスキャン結果に満足している。あとは、粒状感の低減がどの程度まで可能かということだが、 これは、後のお楽しみだ。

2006年2月14日 バレンタインデイ

 新聞記事によると、OLの7割がバレンタインデイがなくなったほうがいいと思っているらしい。 お金がかかるとかめんどくさいとかいうのが主な理由だそうだ。面白いことに、男性の側でも 半数程度はなくなったほうがいいと思っているとか。個人的にはまったくもってこの意見に賛成 だけど、実際にはいまでも義理チョコなるくだらないものが配られている。それにしても、この 制度、存続するかどうかはひとえに女性の購買意欲にかかっており、女性が嫌だ、買わないと思って 実際にそうすれば、あっというまに廃れることはまず間違いない。OLの7割もの女性がそう思っている のなら、そすればいいんじゃあーりませんか? なぜ、そうしないんでしょう。結局、職場とか 周りの男性からよく思われたい、いい人で居たい、嫌われたくないという自分かわいさがこの ばかげたイベントを継続させている原動力なんだ。それならば、男性のほうから、今年からチョコは 受け取りを辞退します宣言をしてみればどうでしょう。そうすれば、女性としても自分が悪者に ならずにすんなりやめるとことができるというもの。とかく女性は自分が悪者になるのを嫌がります からね。
 などと、新聞を読みながら思っていると、母親が「これ、持って帰りなさい。」とおもむろに義理チョコ らしきものを押しやってきた。「はぁ?」というと、「お父さんが、自分が食べたいとかで買ってきた。」 というではないか。がっくり・・・よわい70を過ぎても、まだバレンタインデイにチョコレートを食べたい のか!? たぶん、自分で1個だけ買うのも恥ずかしいので2個買ったのだろう。本当は母親のためだった のかもしれないが、母親は受け取りをきっぱり拒否したらしい。で、こちらに回ってきたわけだ。 何が悲しくて、70過ぎの老人、しかも父親からチョコレートをもらわなければならんのだ。 今こそ、心から願う! バレンタインデイなんて、なくなってしまえぇぇぇ・・・・・・

2006年2月3日 偽装と談合

 この手の話題になると、やはり建設業関係の会社が話題となる。先日の防衛庁がらみの問題でも そう。世間一般には、このようなことは一部の特別な会社がやっていると思われているかもしれない が、実は日常茶飯事なのだ。
 工務店で働くようになってわかったことだが、これは何も民間企業だけの問題ではない。自治体 関係の仕事であれば、自治体のほうも悪く言えばグルなのだ。たとえば、自治体が民間企業に仕事を 発注する場合、ある金額以上であればかならず複数社から相見積を取らなければならないという 規定があるが、こんなのはまったく無意味な規定。自治体側から指名で来た仕事の見積をしたところ 相当の金額になった。そうすると、自治体の担当者から相見積を2社分作って提出してくれと連絡が来る。 で、だいたい仲間内のようなお互いに仕事を下請けに出したりもらったりしている会社に自社の見積 金額より少し高い見積を作ってもらって、それを自社分と一緒に提出するというわけだ。これで、 お役所のほうでも規定どおり相見積をとって適正価格で仕事を発注したということになる。
 結局、役所のほうで仕事の見積を作れないから、どこかの会社に見積を出してもらうしかなく、 たまたま金額が大きくなったからといって、全部白紙に戻して入札にしますというわけにはいかない ということだ。経験も何もない大学出の公務員なのだから、見積など自分たちで作れるわけもなく、 当然といえば当然のこと。もちろん、だからといってべらぼうなぼったくり金額の見積を出している わけではなくて、十分適正な価格を出している。それでも、やっぱりそんなことでいいのかなあという気になる。 なにしろ、使われるお金は、自分も含めた市民の税金だからねえ。
 とにかく、そういうことだから、 談合や偽装ということは決してなくならないのかもしれない。本気でなくそうと思ったら、建設・ 建築業界のキャリア採用を役所でも始めることだ。ただし、出身企業と癒着しないような仕組みを 考えないと火に油を注ぐ結果にもなりかねない。

2006年1月30日 淘汰

 ニコンがフィルムカメラからの事実上の撤退を表明してからまもなく、今度はコニカミノルタが カメラ関係の事業からの完全撤退を発表した。昨年、 もう出ないと思われていた銀塩フィルムの最上級機「Nikon F-6」を発売したばかりだというのに、 まさかニコンが銀塩から撤退するとは意外だったが、コニカミノルタの完全撤退も少なからず驚き をもってニュースを読んだ。デジタルに特化したニコンとデジタルの波に乗り切れなかったコニカミノルタ。 もはや写真を取り巻く環境は、デジタル一色になろうとしている。
 昨年秋、キヤノンが35oフルサイズCMOSを搭載したEOS 5Dを30万円台で発売してからというもの、 デジタルへの移行が現実的になりつつあるなあと思いつつも、それでも30万円はちょっと高すぎると思う のも事実。ニコンが昨年末に発売したD200もかなり魅力的で、カメラとしての魅力はむしろEOS 5Dよりも 高い。しかし、今はキヤノンのレンズラインナップのなかのPC24mmというレンズが使いたいということも あって、買うならキヤノンだろうなと思っている。実は、キヤノンは嫌いなブランドだったのだが、 やはり写真を撮るということを目的とした場合、自分に必要なレンズがそろっているシステムに魅力を 感じる。本当なら、今のレンズ資産を行かせるペンタックスを選べばいいのだろうか、ペンタックスは 第二のコニカミノルタになりかねないという気もするし、たとえそうならないとしても企業の戦略が 低価格品中心の商品開発という方向にある会社なので、今後自分にとって魅力的な機種が出てくる ようにも思えない。日本で始めて一眼レフを発売した名門企業も、淘汰の波に飲まれてしまうのか。 そろそろ名門の意地を見せてくれてもよさそうなものだが・・・

2006年1月25日 サイト消失

 なんとStudio Photonのファイルをアップロードしているレンタルサーバーから、サイトのファイルが すべて消失してしまっている。アクセスログをみると、昨日からアクセス数が0になっているので、 どうやら昨日からこの状態らしい。昨日は疲れてネットに接続しないで寝てしまったから、丸2日 知らなかったというわけだ。
 とりあえず、ヘルプデスクにはメールで連絡したが、いまからすべてのファイルをアップロード していると何時間かかるかわからないので、サーバー側で復旧してもらうよう依頼中。トップページ のみ、アップしてこのページと掲示板だけはアクセスできるようにしておいたので、何かあれば 掲示板なりメールなりで連絡してほしい。せっかく見に来てもらって申し訳ない。

2006年1月19日 劇的ビフォアー・アフター

 リフォームブームのような雰囲気のある昨今、表題のテレビ番組はなかなか人気が高いようで、 ずいぶん長いことオンエアされている。岡山地域では土曜の午後に再放送さえされているので、 遅く起きてのんびりと昼食などとっていると、見るとはなしにこの番組を見てしまう。昔は、 さすがテレビに出る建築士はいい仕事するなあなどと感心しきりで見ていたが、最近はさすがに 「おや?」と思うことが多々ある。
 先週の土曜日には、もはや約束事のごとく狭小住宅のリフォームがテーマだったが、いくらなんでも それはないんじゃないのと、ややあきれながら見ていた。南北方向に細長い8坪ほどの小さな家をリフォーム したその間取りは、日当たりのよい1階南側になんと風呂を持ってきたのだ。もちろんトイレも含めて、 通常北側に持っていくものをなんとすべて南側にまとめていた。で、北側には家族の寝室というありさま。 寝室は夜しか使わないから北側でいいという判断なのかもしれないが、2階はLDKのみというこの家の間取り では、休日昼間など当然寝室といえども居室として使われることも考えられる。LDKの南側は間仕切りで 部屋としても使える設計なので、日の当たる部屋を確保することは不可能ではない。しかし、だからといって わざわざ日のあたらない居室を作るのはいかがなものかと思うのは僕だけだろうか。 この寝室、子供が大きくなったら子供部屋にするということなのだから、なおさら日照を考えるべきだと思う のだが、通常夜間の短時間しか使用しない風呂がもっとも日当りの良い場所を占めてしまったわけだ。
 完成した家を、昼間に訪れたこの家の家族は、露天風呂のように裏庭が見られるこの風呂に感嘆の 声を上げていたが、実際にはまず昼間に風呂を利用することはない。それよりも、大切な 居室が日のあたらない北側にあるという事実をどのように受け取ったのだろうか。
 この番組、どのようなリフォームになるのか家族は知らされないという内容だけれど、 万一施主が気に入らなかったらどうするのだろうか。1年後、2年後に、実際に住んでみた正直な感想を ぜひ特番でやってもらいたいものだ。

2006年1月15日 個展

 今年は個展を開催できるかどうか、やや懐疑的だった。というのも、問題が2つあり、まず、40点ばかりの 作品をまとめるテーマとしてあまり有力なものがないということ。もうひとつは会場が手配できるかどうか ということ。で、手持ちの作品を見直していろいろと考えてみたら、自分の主流である風景とはやや異なるが、 瀬戸内紀行としている作品が、案外ボリューム的にまとまりそうだった。ただし、これは見て感動するという たぐいのものではなくて、どちらかというとスナップ的な写真なので、写真だけで個展とするにはややインパクト が弱いし、わかりにくい。だったら、短い文章をいっしょにして写真付紀行文として展示すれば、楽しんで もらえるかもと考えた。
 テーマがあるのならとりあえず会場の手配をしようということで、昨年お世話になったエネルギアプラザ に申し込みに行ったところ、運良く抽選にあたったらしく、会場の確保ができたのだ。申し込んだのは 8月14日からの1週間。しかし会場から電話がかかってきて、7月24日からの1週間に変更してくれないかと いうことだった。1ヶ月早まるのは準備が大変だが、その時期なら学校も休みになっているし、山行の予定と かさなる時期でもないので、迷わずOK。チャンスは活かさないとね。それにしても、抽選ならほかにも申し込んで 外れた人がいるだろうに、なぜ僕のところに電話があったのだろう。昨年も実はそうだった。あの会場は、写真 だけでなく、絵画などいろんなジャンルの展示に使われているが、個人の写真展というのはめったにない。写真展示 はそれなりに多いが、ほとんどが定例的なグループ展だ。そういうことで、個人申し込みを多少優遇してくれる のだろうか。まあ、やらせてもらえるのなら、何でもかまわないのだけれど。
 ということで、今年7月24日から30日までの期間、岡山市内のエネルギアプラザで3回目の個展を開催する 運びとなった。昨年の反省を活かして、今年は早々に準備をして、準備を完璧にして開催にこぎつけたいものだ。 昨年のようにお盆休みの時期ともかさならないので、集客をきちんとやれば結構来てもらえるかもしれないし、 がんばらなければ。しかも、今回は文章も書かなければならないので、けっこう大変だ。春ごろまでには、何箇所か 取材にも行きたいし、なんだか気合が入ってきた。

2006年1月10日 12万キロ

 愛車の走行距離がついに12万キロを突破した。12万キロといえば、たしか地球を1周できる距離だったような 気がする。はっきりは覚えていないが、とにかくとてつもない距離であることにかわりない。その距離を思うと 感慨深いものはあるが、いったいどれほどの温暖化ガスや有害廃棄物を大気中に放出したのかと思うと、心苦しい 気持ちもわいてくる。化石燃料を動力源としている機械を使う限り、自己満足と環境破壊はほぼ同義語と化してしまう。 できることなら、次の車は化石燃料を使わないですむタイプのエンジン搭載車にしたいほしいものだが、はたして 数年のうちに実用化されるのかどうか。自動車メーカーとその関連会社の人には、ぜひとも実現に向けてがんばって もらいたい。

2006年1月7日 胸のつかえが・・・

 昨年秋からの懸案事項だった雲の平の新作をようやくアップすることができた。今回は、厳選すると25点ぐらい になってしまうのだが、それでは寂しすぎるのでなんとか30点にまとめた。来年は、雲の平中心部よりも、 黒部源流部など、周辺部を重点的に撮影して回ろうかと思っている。とにかく、この3ヶ月間、ずっと気にかかっていた ことがおわって、やっと胸のつかえが取れた感じ。

2006年1月4日 寝正月

 昨年10月からはじめた工務店の仕事は、それほどきつい肉体労働というわけではないけれど、年末最後の日に 3階建ての鉄骨足場を1日中解体していたらさすがにばててしまった。12月30日からは毎日12時間ほど寝るという 生活になってしまい、年末年始は結局どこにも出かけずじまい。まるで引きこもり。
 で、家で何をしていたかというと、ビデオ映画の鑑賞。5本1000円で借りてきて、テレビの映画とあわせて 年末年始だけで10本ぐらいみただろうか。テレビのほうはさておき、借りてきたビデオで意外と良かったのが、 「バットマン・ビギンズ」。バットマンのシリーズは、一応話題作なので一通り観たが、正直に言えばどれも 期待はずれで面白くなかった。なんというのか、どこか子供だましっぽくて、SFとしてもアクションとしても 見ごたえがなかった。しかし、この「ビギンズ」は、結構ど派手なカーアクションがあり、SFとしてもかなり リアルで高度なCGが駆使されており、けっこう楽しめた。渡辺謙は思っていたほど露出がなくて、ほとんどちょい 役という雰囲気だったけれど、それなりに存在感があったかな。というわけで、リリースされてからすでに結構 経っているけれど、まだ観てない人にはオススメの作品。

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