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2008年9月30日 進歩か退歩か

 最近は撮りたいと思う被写体が身近になくなってきて、遠くまで行かないと撮影意欲が 湧かないという変なスランプに陥っている。しかし、これはスランプなのか。撮りたいという意欲がなくなったわけではないが、 きれいな風景ならなんでも撮りたい時代から、特定の被写体以外は興味が湧かない状態だ。以前に比べれば気持ちの盛り上がりに 欠けるのも確かで、これは進歩なのか退歩なのか。

 WEBを見れば、どこにも同じような写真があふれ、誰が撮っても代わり栄えがしない。自分のオリジナリティは なんなのか。自分でなければ撮れない写真ってあるのか。なんとなくそんな気持ちが引っかかっている。


2008年9月28日 星野道夫展 星のような物語

 早々に北アルプスから撤退し時間に余裕ができたので、帰りに富山県福岡にあるミュゼふくおかカメラ館に 立ち寄った。以前から知っていたのだが、いつも前を通るときは夜だったのでチャンスがなかった。今回、 偶然にも以前から興味のあった星野道夫の写真展が開催されていた。アラスカに魅せられて移住した写真家 星野道夫の写真は、自然の美しさだけでなく、そこに生きる動物たちの命のきらめきをまぶしいくらい闊達に 描いている。こんな写真が撮りたいという想いが強く湧き上がってくるほど、どの作品も感動的だった。

 二部構成となっているので、10月半ばからはまた別の作品が展示される。はるか富山まで彼の作品を 観るために出かけるのも悪くないとさえ思う。


2008年9月27日 荒天に負けて撤退

 365日のうちのわずか5日間ほどのことなのに、なぜ雨にたたられるのか不思議だ。雨だけならまだしも、 やたら風が強くて山上は凍えるような寒さ。そのうえ、天気予報では寒冷前線の通過にともない大雨が降り、 寒気団の影響で高い山では雪ときたもんだ。この時期に数十センチも積もることはまずないだろうが、 もちろん雪山装備など持って来ていない。テント泊の身としては、大雨で足止めをくらい、強風でテントの 倒壊にびびりつつ、雪と寒さに凍えて眠れないというのでは写真どころではない。例年、秋の山行は冷え込むとき があるのでそれなりの装備は持っていくが、さすがに雪にあったことはない。ということで、最悪のケースを 想定して、今回は早々に撤退してきた。双六山荘のサイトを見ると、27日の朝は氷点下6度で、積雪1cmだったとか。 以前、凍えて眠れなかったときでも氷点下1度だったのだから、撤退したのは正解だったかもしれない。風邪でも引いて 熱を出したら、地獄の山行になったことだろう。重い機材や荷物を背負って標高差1500mを登って降りただけで、 残ったのはわずかな写真と猛烈な脚の痛みだけだった。下山の道々、来年からは秋の山行は小屋泊まりにしようと心に誓ったのだった。


2008年9月22日 雲の平 秋の山行

 本当は23日出発のつもりだったが、蒜山のそば畑を撮影したいという気持ちが突然湧き上がってきて、 今晩出発することにした。夜のうちに蒜山について、星空が出ていれば夜景を撮影してから就寝。もちろん、車中泊。 夜明け前に起きて夜明け前後の撮影をしてから、新穂高温泉へ向けて出発。24日朝から登頂して下山予定は29日。 今回は黒部五郎のカールとできれば黒部川源流部まで下って紅葉の撮影をし、雲の平に移動して水晶岳日帰り、 高天原日帰りをこなしつつ雲の平も撮影しという盛りだくさんを予定しているが、天候しだいなのでなんとも・・・


2008年9月21日 驚きの望遠 TZ-3

 部屋の窓から近所の野良猫が見えたので、TZ-3で撮影してみた。光学10倍だと280mmまでだが、そこからさらに デジタルズームで最大60倍までズームできる。ただし、60倍は画像の縦横比が4:3の場合で、現在設定している 3:2だと最大40倍になる。それでも40倍といえば約1100mmに相当するので、30mほど離れたところにいる野良猫でも かなり大きく写せる。しかも手ぶれ補正付なので手持ちで撮ってもけっこうきれい。いやはや、恐れ入りました。

 光学ズームとデジタルズームは何が違うの? という人のためにちょっと解説。光学ズームとは、実際にレンズ を使ってズームすること。光学レンズを通して入ってくる光の量がそのまま使えるので、最大望遠までズームしても 画質は劣化しない。デジタルズームとは、最大望遠の状態の画像をカメラがデジタル処理してさらに拡大していくこと。 いってみれば、カメラ内部で光学ズームの最大望遠画像をトリミングしている状態だ。画像の真ん中を切り抜いて 拡大していることになるため、画質は劣化してしまう。写真は40倍のデジタルズームだが、さすがに猫のひげや毛並み の質感は喪失している。それでも1100mm相当でこれなら、そう悪くはないと思う。


2008年9月20日 意外な穴場 児島湖

 夕方に一件だけ仕事があったので、帰りに王子が岳の夕焼けでも撮影に行こうと機材を積んで出かけた。 児島湾大橋から児島湖の南岸を通る県道45号線を走っていると、なんだか郷愁を誘うような水辺の風景が広がっていた。 長年岡山に住んでいても、締切堤防の西側の湖岸沿いは初めて通ったので、目新しさもあったかもしれない。夕陽に 赤く染まる湖面と突き刺してある竹さおのシルエットが昔ながらの日本の水辺を思い起こさせる。王子が岳まで行くのは やめにして、児島湖に沈む夕陽を狙ってみた。残念ながら、またも地平線上にある雲に邪魔されてしまったが、 多少の夕焼けは見られたので、それなりに満足する写真が撮れた。今回はTZ-3ではなく、EOS 5D+EF70-200F4Lで撮影 した写真だ。EF70-200F4Lは、ピント調整からかえって来て以来、まともな撮影はこれがはじめてだが、等倍でみても ばっちりピントが合っていた。さすがにピントが合えば、Lレンズの真骨頂のような画像が得られる。


2008年9月19日 コンデジなのにセンサーゴミ

 今日、さっそくTZ-3で仕事の途中に立ち寄った倉敷の沙美海岸で撮影してきたら、なんとセンサーに大きなゴミの影。 大きいといっても200mmにしたときに大きく見えるだけで、広角側では存在すらわからない程度。気にしなければいい レベルだが、200mmで撮影するたびに影が出てくるというのも癪に障る。けれども、修理に出せば1万3000円ぐらいかかる だろうから、それでは安く買った意味がない。しょうがないので、当分このまま使うことにした。

 


2008年9月18日 Panasonic LUMIX TZ-3

 仕事で使っているリコーのCaplio G4Wideの動きがときどき不安定になることがあり、そろそろ寿命が近いのかもしれない。 今日は、使っている最中に突然動かなくなってしまった(単に電池が切れただけだった)ので、とりあえず携帯カメラで急場をしのいだ。 携帯カメラも同じ300万画素なのでなんら問題はない。しょせん建築現場の検査で使う画像なのでサイズも640×480と最小サイズだ。 ところが、現場の全景が必ず必要になるので、携帯カメラでは画角が不足して全景が撮れない場合がある。

 そんなわけで、予備のデジカメを持っておかないとちょっと不安になり、帰りにキタムラ青江店に寄ってみた。なんと、 28mmからの10倍ズームをもつパナのTZ-3が中古で置いてある。価格も9800円となかなかいい値段だ。側面にちょっとしたスレキズ があったが、カメラ自体はヘビーに使い込まれた雰囲気はない。ここで会ったのは運命だと思い、買ってかえった。これで、 いつCaplioが昇天しても大丈夫。せっかく720万画素もあるので、建築現場だけでなく仕事のついでに日々の写真でも撮ってみようと 思っている。


2008年9月16日 岡山県知事選に同級生出馬

 中学・高校の同級生が岡山県知事選に出馬することになった。住宅正人君というのだが、住宅と書いてスミタクと読む。 岡山ではちくわ笛奏者としてそこそこ顔が知れているらしい。ときどきテレビで見かけることもあるし。それにしても、 県知事選出馬とは驚きだ。実は同級生といっても同じクラスになったことはなくて、顔と名前を知っている程度だ。 日曜日に、高校の別の同級生からとりあえず彼の出馬にあたっての気持ちなど話を聞く会を開くので参加してほしい との連絡があり、今日話を聞いてきた。ちくわ笛なんて吹いているが根はいたってまじめで、出馬の理由や決意も 理解できたし、たいしたことはできないができる限り応援しようと思っている。

 岡山在住の方、住宅正人(スミタク マサト)をよろしくお願いします。近いうちに本格的な活動をするそうなので、 どこかで演説しているところを見かけたらぜひ少しの間だけでも話を聞いてやってください。現職知事が借金まみれにして しまった岡山県を、本気で立て直したいと思っている男です。


2008年9月12日 県展第U部

 仕事帰りに写真の部を観てかえった。岡山では大規模な写真展といえば県展ぐらいしかないので、年に一度のお祭りのような ものだ。写真展といってもいわゆる総花的な一撮入魂の合同展だから、季節感もテーマ性もあったものではないが、まあお祭り だからしょうがない。たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、金魚すくいに射的となんでもこいの写真展だ。それぞれすばらしい 1枚ではあるが、なんというか後に残るものがなかった。祭りの後のさびしさのようなものがある。やはり、1枚で完結してしまう 写真を何枚集めてもメッセージは生まれてこない。はじめからわかっていたことだが、写真展を観に行って寂寞の思いにかられる のは、妙に悲しいものだ。

 それはさておき、同じテーマを扱った写真が2枚展示してあった。1枚は入選で、もう一枚が委嘱なので、もしかしたら 写真教室の先生と生徒さんなのかもしれない。それにしても子供獅子舞を真横から捉えた構図といい、雰囲気といいいくらなんでも それはないだろうという気がする。県展は、もともと審査員が指導している写真クラブなどの生徒が入選しやすいというのが もっぱらの噂だが、今回はやや露骨過ぎるのではないか。ま、まったくの偶然かもしれないのだが、こういうのを見るとやっぱり 出品意欲がわかないのだ。出品しても入選すらしないかもしれないので、大きなことは言えないが・・・


2008年9月9日 鞆の浦

 8日に仕事で岡山県西部の井原市に行った。午後1時30分には終わったので、せっかくだから福山の南にある鞆の浦まで 足を伸ばしてみることにした。鞆の浦は、崖の上のポニョの舞台として想定された街らしい。すっかり有名になったのかどうか は知らないが、商店の店先にポニョを模したであろう魚のイラストなどが多く見られた。映画がヒットするとすぐに俗化して しまうのは、歴史的な町並みを売りにしているところであろうと関係なしだ。もっとも、この町はいってみれば本当の田舎町 であり、古い商家などが残っているのは港の一角だけだ。木曽の妻籠宿とか倉敷の美観地区のような場所を期待していくと ものすごく裏切られること間違いなしだ。

 写真は、鞆の浦の背後にある山の上を走るグリーンラインから撮影したもの。鞆の浦観光の中心地区は、左手奥にひときわ 大きなビルが建っているあたりで、その向かい側の島に渡し舟が出ている。あいにく島へ渡るほどの時間は取れなかったが、 島へ渡ると何があるのかはまたいつかのお楽しみだ。なお、正式には「鞆」が町の名前で「鞆の浦」は鞆港のことを指す。もっとも、 道路標識にも「鞆の浦」と表記されているので、今は「鞆の浦」が町の名前として通用するようだ。


2008年9月6日 岩合光昭写真展と県展の感想

 岩合光昭写真展は全倍の大伸ばしの作品が中心で、予想外のすばらしい写真が並んでいた。ただし、会場が狭く 鑑賞距離が1m程度しか取れない場合がほとんどで、せっかくの全倍サイズを適切な距離から見られなかったのが やや残念だった。とはいえ、十二分に見ごたえのある写真展だった。受付のお姉さんがやたら愛想がよくて、 プローモーションDVDなんかも見せてくれたりして、妙に高待遇だった。

 県展。小山さんの作品は、淡い春の宵闇に浮かぶ夕月と濃いブルーの空をバックに風に揺れるピンクの醍醐桜が幻想的で 美しい日本画だった。さすがに招待作家だけのことはあります。


2008年9月5日 岩合光昭写真展と県展

 岡山では珍しいことだが、著名な写真家の写真展が開催されている。動物写真家・岩合光昭氏の白熊を撮影した写真に フォーカスしたものだ。会場である環境学習センターアスエコというのは知らなかったのだが、岡山県環境保全事業団の ショールームのようなものらしい。ギャラリーではないので、どこまでちゃんとした展示がされているのか不明だが、仮にも 岩合氏の写真をA4サイズ程度で押しピンでとめているなんてことはないと思いたい。環境学習の一環として、絶滅が危惧されている 白熊の写真展を企画したということのようだ。日曜祝日がお休みというところが、お役所的で残念なところだ。

 それから、県展が1日から始まっている。写真は10日から始まるU期になるのだが、今春の「醍醐桜の四季」写真展を 見に来ていただいた方から、私の写真をきっかけに醍醐桜の絵を描きに行った時の作品が県展に出展されているとの ご連絡をいただいたので、6日に岩合氏の写真展見学を兼ねて出かける予定だ。絵のほうは日本画で、天神山文化プラザでの展示となる。 なお、作者は小山利子さんという方で、新聞で作者一覧を見たところ招待作家の欄にお名前が載っていたのでちょっとびっくり。


2008年9月3日 マウントアダプターとアングルファインダー

 手持ちのペンタックスレンズのうち、無改造でEOS 5Dに使えるのはReflex1000mmだけだが、この超望遠レンズがそのまま使えるというのは ラッキーだ。そこで、ペンタックスKマウント−キヤノンEOSマウント用のマウントアダプターをネットで探してみたところ、 ディスカバーフォトというショップで5800円ほどで販売されていた。宮元製作所というところの製品がいいらしいのだが、なにしろ 倍以上の値段だ。実質的に金属のリングでしかないマウントアダプターなので、装着ががたつかなければ問題ない。価格コムなどの掲示板 で調べてみたが、ディスカバーフォトの製品でもなんら問題ないようなので、購入することにした。ついでに、アングルファインダーも 安かったので購入。本日届いたので早速装着してみたが、どちらもなんら不具合なく使用可能のようだ。画質に直接影響が出るものは それなりにいいものでないと無駄な投資になってしまうが、この手の用品は使えれば問題なし。節約すべきところは節約して、 お金は使うべきところに使う。でないと、お金がいくらあっても足りないからね。

2008年8月31日 みごと空振り

 天気予報では一日曇りということだったので、すっかり朝寝をしてしまった。ところが、おきてみると けっこういい天気だった。午後から出かけるかと思いつつも、テレビを見たりしていたらいつの間にか午後4時。 空は雲がばらけて、夕焼けになりそうな雰囲気。久しぶりに王子が岳にでも行って、瀬戸内海の夕焼けでも撮影 してみるかと出かけてみたら、地平線には真っ黒い雲。夕焼けどころか夕日も見られないありさま。まあ、無駄足も 当然と思っておかないと風景写真なんてやってられないからいいんだけど。なんだかむなしい夏の終わりの一日だった。


2008年8月29日 スピードライト550EX

 キタムラのネット中古で程度のいいスピードライト550EXを見つけた。2万円という価格も相場より安い。 ストロボはすでに430EXを持っているし、いまのところすぐに必要というわけでもないのだが、まえまえからワイヤレス 多灯ストロボで夜の森なんて撮影したらおもしろいかもなんて思っていたので、購入することにした。 一昔前のストロボだが、キヤノンのフラッグシップだったストロボだけに機能は十分だ。ワイヤレスコマンダー としての機能があるので、手持ちの430EXをスレーブとしてワイヤレス多灯ストロボシステムがとりあえず可能となる。 自室で早速試してみたら、ちゃんと430EXをワイヤレスでコントロールできた。

 何をどう撮るのかということだが、たとえばこの前行った北アルプスで、星空の下に広がるお花畑とか、 何かオブジェの後ろ側にストロボを一灯おいて逆光を入れつつ正面にもストロボを当てて撮影するとか、要するに 自然光や街灯などでは撮れないものを撮ってみるということ。まあ、思ったように行くかどうかわからないが、 とりあえず遊んで見るにはいいかもしれない。


2008年8月27日 涼しくなるも写欲なし

 先週あたりから突然猛暑がどこかへ行ってしまい、エアコンなしで寝られるようになった。うっとおしい夏がさくさく 終わってくれたので非常にうれしいのだが、今度は天気が良くない日が続くようになった。たまに晴れるとやっぱり暑いし なんとも悩ましい。せっかくレンズのピントも直ったのに、出かける気力がさっぱりわかない。ガソリン高騰も原因のひとつだが どうしたことか。まあ、別に毎週撮影しなければいけないというわけでもないので、こういうときは撮りたくなるまで 撮らないのが一番。スキャンしていないフィルムもあるし、内業に精を出すか。


2008年8月24日 北京オリンピック閉幕

 北京オリンピックの閉幕にあわせて8月も終わろうとしている。華やかなオリンピックと同時にチベット問題とか中国の 裏の面も見え隠れして、あまり興味のわかなかったオリンピックだった。今、閉会式を見ているが、なんともど派手な 演出だ。成金が金に物を言わせて精一杯見栄を張っているようで、あとに残るのはあざとさだけだ。

 ところで、19日の朝日新聞が報道陣のカメラに関しての面白い記事を掲載していた。前回のオリンピックではキヤノン の白レンズばかり並んでいたのが、今回はニコンの黒レンズも多く見られるようになったとのこと。昨年ニコンが発売した D3がかなり好評なのだろう。高感度性能がかなりいいらしいので、室内競技では速いシャッター速度が得られるわけだ。 ニコンもいままでキャノンの後塵を拝してきたので、これでやっと対等な立場に立てたわけだ。とはいえ、今年の秋には キヤノンの新型機が発売されるので、再び差をつけられるという可能性もないわけではない。まあ、そうやって切磋琢磨 していい製品を安価に提供してくれるのが一番だ。それに、現行品の中古もたくさん出てきていいことばかり。


2008年8月17日 5D+EF 70-200退院

 実際に退院したのは15日なので、予想通り1週間で退院したことになる。お盆の込み合うだろう時期にがんばって 調整してくれたキヤノン西日本QRセンターに感謝。で、室内で簡単にテストした結果は、完璧とはいえないがそこそこ 良くなっている。70mm側がまだ甘い感じだが、屋外でテストしてみないとなんともいえない。週末にテストに行けば 良かったのだが、天候不順という予報で出かける気力がわかなかった。もっとも、晴れたら晴れたで暑すぎて出かけな かったと思う。なんにしても、夏は一番嫌いな季節なので、写欲もわかないのだ。


2008年8月13日 モニターキャリブレーション

 先日アップした雲の平の写真を、ノートPCで見るとなんだかオーバー目で眠い感じだが、暗部のディテールは逆によく 出ていた。ノートPCのほうは買ってきたままで調整などしていない。普通の何もしていない環境でどう見えるかをチェックするために 手を加えないようにしている。もっとも、比較的新しいので画面の色調整は悪くないようだ。そうしてみると、メインのデスク トップPCのキャリブレーションがおかしいということらしい。モニターはすでに10年近く使っているトリニトロンブラウン管 だからへたってきているのだろう。

 そこで、2年ぶりに色調整をしてみた。調整後に今までの設定と比較してみると、けっこうおかしな色合いになっていた ようだ。調整後に雲の平の写真を見てみると、ちゃんと暗部のディテールも見えるようになったし、プリントしたものとの 色調もほぼ同じ状態になっている。写真をやっている人間が、2年もモニターの調整なしで使っているなんて、ちょっと 怠慢すぎたようだ。


2008年8月11日 雲の平2008夏

 なんとか25点でまとめられたが、3分の1は雷鳥の写真になってしまった。風景写真は天候のせいで発色がいまいち だし、被写界深度などあまりうまくコントロールできていない。構図的にも改善の余地があるものもある。発色はレタッチでなとか なりそうなものだが、いろいろとやってみたがやっぱり条件のいいときに撮影したもののようにはならない。それに、あまり てをくわえるのもどうかという気持ちもある。被写界深度に関しては、銀塩ならF20ぐらいまで絞り込んでもあまり問題ないが、 デジタルだとせいぜいF11どまりでないと回折現象の影響が見えてしまう。そのため、近景から遠景までピントを合わせるのは かなり難しい。今回、そのあたりがうまくいかなかった。まだまだ5Dを使いこなせていないという証拠だ。


2008年8月8日 5D+EF 70-200長期入院 その2

 7日にバイクの査定をしてもらっているときに、ちょうどキタムラから電話があった。ピント調整の見積もりは1万3千円ほど だそうだ。技術料が1万円だから、他にパーツの交換でもあるのだろうか。もしかしたらピンずれを起こすレンズは、ROMの 交換とかしているのかもしれない。それはさておき、保証があるのだから見積もり金額の連絡は不要で、すぐに修理依頼してくれといって おいたのになんでわざわざ電話なんかと思いつつも、「保証期間内だから費用の支払いは発生しませんよね」と念を押してみた。そしたら、「あ、そうでした。 こちらの勘違いです。すいません。」とのこと。バイトの若いお兄ちゃんだから仕方ないかと思いつつ、「大至急で修理をお願いしますね。」 とやんわりプレッシャーを欠けておいた。

 キタムラでも、フジヤと同じでやっぱり見積もりを取ってから修理依頼ということになるらしい。保証期間内でも無制限に 修理しますということではないのだろう。販売利益がふっとぶほどの修理金額を払うぐらいなら、返金したほうがいいだろうし。 それとも経理処理上必要なだけなのだろうか。フジヤと違うのは、5日の夕方に持ち込んで、 見積もりの連絡が来たのが7日の夕方と、中1日ですんだこと。同じキヤノンの修理センターでも西日本と東日本ではずいぶん レスポンスが違うじゃないか。それともやっぱりフジヤの怠慢だったのか。とにかく、この調子なら1週間もすれば戻ってきそうな雰囲気だ。


2008年8月7日 さよならDT200WR

 8月14日で保険が切れることもあって、ついにDT200WRを売却することにした。絶版の高性能オフロード車なので おしいという気持ちもあるが、愛車のレガシーランカスター2.5Lと変わらない燃費の悪さと、街乗りなどでの取り回しの悪さ にさすがにこれ以上はという気持ちが勝ってしまった。

 ネットのバイク買取比較ドットコムというサイトで6社に査定依頼をだしたら、GEOモトソニックという会社からわずか 数分後に電話があった。その後バイク王からも電話があり、この2社に7日に査定に来てもらうことにした。単独での査定だとどうしても 足元を見られてしまいがちなので、少なくとも2社以上で競合したほうがいい。また、金額の決め方については、バイク王さんは せりのほうが高くなることがありますよと言ってせりを勧めてきたが、モトソニックさんはせりだと始まりが安いし、どちらかが 適当なところでストップしたら、一発の場合よりも安く決まってしまうこともあると一発提示方式を進めた。せり方式だと いちいち会社に電話してお伺いを立てないといけないので時間がかかるということと、様子を見ながら金額を提示できるので、 買取側のほうが有利かもしれない。査定の仕方を見ていると、モトソニックのほうが本気でエンジン音やクラッチのつながりなど 見ているように感じたことと、モトソニックは広島から来ておりわざわざ査定に来て手ぶらでかえりたくない という心理を考えると、一発で勝負をつける方法のほうが高めにでるような気もする。それに、電話で言っていた最高金額がバイク王 は15万円だったがモトソニックは18万円であり上値に余裕があったことなどを考えて、モトソニックの進める一発方式で決めることにした。

 結果は、ほぼ希望最高額の12万円を提示してくれたモトソニックさんに売却となった。バイク王は11万9千円だったので、 どちらもそこそこがんばった結果だろうと思っている。なにしろ、このバイクの買値が12万円だったのだから、10年ほどただで 乗ったようなものだ。ネットオークションならもっと高く売れたかもしれないが、配送手続きなどの手間を考えるとこの金額で 十分だ。なお、金額決定後にバイク王さんは、実は1万円査定アップキャンペーンとういうのがあるんですがなどと言い出したが、 それではモトソニックさんに失礼なのでその話には乗らなかった。多分勝った場合はキャンペーン込みの値段ですと言い、 負けた場合はプラス1万円ですという話になるのだろう。でなければ最初に話をしているはずだ。とにかく、満足のいく価格で 売却できたので後味すっきりという感じだ。


2008年8月6日 雲の平山行写真

 とりあえず一次選別が終わってjpegへの現像を行った。枚数は45枚ほどだが、同じような写真がいがいとあるので、 最終的には20数枚になるだろう。結局雲の平そのものの写真は今回は1枚もない。まあ、行っていないのだから当然だが、 なんとなく変な感じだ。それにしても、思い通りの写真が撮れていない。写真下手かも、なんてちょっと自己嫌悪だ。 唯一の救いは、雷鳥の写真がそこそこいいのがあったこと。ピントのあわないEF70-200でMF撮影した割にはピントをそれほど はずしていなかった。それもいいのがちゃんとピントが来ていた。画面いっぱいの大きさで見ると「おおっ」という感じも あるのだが、いつものweb掲載サイズにするとやっぱりいまいち。写真は大きくないとだめだと痛感。思い切って長辺800ピクセル ぐらいで掲載してみるのを検討してみてもいいかもしれない。


2008年8月5日 5D+EF 70-200長期入院

 キタムラに5DとEF70-200を持って行って、ピント調整とセンサークリーニングを依頼してきた。お盆前は込み合うので、 お盆明けまでかかるかもしれないといわれたが、このさい完全に治してもらうのが先決なのでできるだけ急いでという条件で 調整に出してもらった。ボディとレンズを両方だせばまず間違いなくジャスピンになると思うが、これから2週間強かかるという のもややつらいものがある。もっとも、雲の平山行の写真も現像しなければならないし、MEsuperに入れっぱなしのフィルムも 使い切って現像しなければならないので、あたらしい写真を撮れなくてちょうどいいかもしれない。


2008年7月31日 不義理

 お知らせのページで紹介していた黒原さんの個展を見に行くことができなかった。12日に行った2つの写真展の後、すぐに行くつもり だったのだがあんがい時間がなくて、そうこうしているうちに雲の平行きを思い立ってしまい、ばたばたと準備していたら結局いけなかった。 戻ってきてから行ければよかったのだが、予想以上に疲弊していたらしくとても猛暑の中を出歩く気力がなく、ついに最終日を迎えてしまった。 なんとも不義理な話で、大変申し訳なく思っている。


2008年7月29日 下山

 なんだかぱっとしない山行だった。ずっと雲が多くスカッと晴れたのは、6日間を通してもわずか数時間しかなかった。 3年ぶりということと、普段の運動不足がたたって初日の登りは死にそうな状態で、一般的な所要時間6時間に対して8時間 もかけてしまうていたらく。もっとも、そこで無理していたら本当に心臓麻痺でも起こしかねないので、これはしかたないところ。 おかげで翌日からは普通に行動できた。冷静に考えれば、初日の昇りは標高差1000m。それ以後はせいぜい400mほど。 体が低酸素状態にも慣れていないところを無理やり登っているのだからしんどいのも当然。

 今回はいつもとちがって三俣山荘のキャンプサイトをベースにして、日帰りで近隣に撮影に行くというスタイルにした。 全荷物を背負ってあっちこっち移動するよりも楽だし、雲の平キャンプサイトよりもいろんな意味で三俣のほうが便利がいい。天気が良くなかったこともあって、撮影自体はあまり気が乗らず、近場のトレッキングを主体としたある意味久しぶりに 純粋な登山を楽しんだという感じだ。おかげでいままで未踏のままだった、双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳のピークを踏む ことができた。あいにく、黒部源流部を代表する水晶岳と黒部五郎岳は今回もお預けとなった。本当は28日に黒部五郎岳に行く つもりだったのだが、早朝の天気予報で午後から29日にかけて大雨とのことだったので、黒部五郎岳はキャンセルしあわてて 下山することにした。しかし、下山途中で目も開けられないほどの大雨に見舞われ、カッパを着る暇もなくずぶぬれで 数時間も歩く羽目になってしまった。しかし、下山後の温泉とご褒美がわりのサントリープレミアムビールが最高だったのは 言うまでもない。ただし、10時間かけて標高差1300mを一気に下った後遺症はけっこうひどく、下半身の筋肉は動くことを拒絶 している。もう一日はゆっくりせざるを得ないようだ。


2008年7月20日 パッキング

 雲の平山行のパッキングが終わった。肩に食い込むほどの重さを想像していたが、以外にもまあこんなもんか という程度に落ち着いた。カメラ機材の軽量化が功を奏したらしい。ボディは5Dのみ。レンズはTS-E24L、SP28-75、EF70-200、 EF50、エクステンションチューブという内容。これまではボディ2台に1.3kgを超えるAT-X828があったので、それだけでも 1kg近く違ったはずだ。フィルム20本分のスペースも開いて、ザックも乗車定員90%といったところだ。もっとも、実際には 1.5kgの三脚と水1.5リットル分の計3kg程度追加になるから、それなりの重さにはなると思う。

 今回は、初めて雲の平に入った新穂高温泉からのルートを使う予定だ。夏の入山では初めてとなるので、前回は 通らなかった双六岳から三俣蓮華岳への尾根道を歩いてみたいと思っている。予定は1週間だが、天候によっては少し延びる かもしれない。


2008年7月19日 不安

 21日から雲の平へ行くために、昨年購入したまま一度も使っていない新しい靴の慣らしをかねてトレーニングに 備中国分寺の南側にある低山を歩きに出かけた。ところが、ようやく山道に入ってしばらく登ったところでえらい しんどくなり、あえなく挫折。普段人が入らないような中国電力の点検用の山道だったこともあり、なにかあったら 腐乱するまで誰にも見つけられない恐れもあるので、とっとと下った。35度にもなろうかという炎天下だったので、 急激な体温上昇に体が悲鳴を上げたのかもしれない。仕方がないので、平地を2時間ほど歩き回って帰ってきた。 それにしてもわずか200mほどの低山へも登れないで、3000m級の北アルプスに登れるのだろうか。えらく不安になってきた。 中高年の登山者は、事故や病気が多いというから、くれぐれも気をつけなければ。最近運動不足の上にメタボ気味だし・・・


2008年7月18日 EF70-200mm F4L USMのその後

 入院中のレンズがいつまでたっても退院しないので問い合わせてみると、なんと7月24日頃でないと出来上がらない とのこと。手元に戻るのは下手をすると7月28日にもなりかねない。来週はいよいよ雲の平へ撮影に行こうと思っているのに レンズがなければ話にならない。というわけで、お店には悪いが返品・返金ということにしてもらって、こちらで新しい レンズを買うことにした。

 そうはいっても、果たして同じレンズでいいものがあるかどうか何の保証もない。岡山でまともな中古品があるお店 など数は多くない。いつも覗いている岡山駅前のキタムラには7.4万円のレンズが置いてあるが、相場としては高すぎる。 しょうがないので、倉敷まで足を伸ばしてみたら、なんとABランクで6万円のものがあった。それでも返品したものよりも 2万円も高い。もっとも返品したものはAB-のランクなので、当然といえば当然だ。ほかにもシグマの70-200F2.8の前モデル が新古品で6.98万円であったが、さすがにEF70-200に比べてほぼ倍の重さになるので、やはりEF70-200しか選択肢はなかった。 お店で試写させてもらったら、広角側のピントが甘い。これもピンズレかと思いつつも、よく使う望遠側はわりとまとも だったので、妥協して購入した。とりあえず、雲の平はMFとの併用でなんとかしのぎ、戻ったら保証をつかってボディともども 調整に出してやろうと思っている。


2008年7月15日 あっという間のネットショッピング

 念のためビックカメラでEF50mm F1.8Uの価格を見てきたら、9980円のポイント10%だった。キタムラのほうが 安かったので、14日の18時30分頃にキタムラネットショップで注文したら、2時間後には商品の受渡し準備ができたとメールが 届いていた。もしかしたらもともと受取り指定店に在庫があったのかもしれないが、これならネットショッピング で十分だと思う。注文してから届くまで時間がかかるとか手数料がかかるとか、ネットショッピングもデメリットが いくつかあるが、キタムラの場合はお店受取りにすれば手数料はもちろん無料、わざわざ行って取り寄せといった空振り の可能性もなくなるし、なにより早いのがいい。とはいえ、常にキタムラが最安値というわけでもないので、うまく 使い分けるのが賢い方法ということだろう。


2008年7月14日 トランセンドCF133倍速8GBが3980円

 5D購入時に4980円で購入し、安くなったものだと得した気分を味わった。昨日、2枚目を同じお店で購入したら なんと3980円。特別セール中ということもあったのだが、わずか2ヶ月ほどで20%も安くなったことになる。ほんとに、 メモリーカードは必要になったときに買うべきで、先行投資のつもりで買うものではないとつくづく思った。


2008年7月13日 ホタル撮影には大口径単焦点レンズ

 5Dで撮影したホタルの写真を現像(RAWからJPEGへ)していてい思ったのが、F2.8のズームだとホタルの光が小さい ということ。いまのところF2.8以下の大口径レンズを持っていないので、必然的にタムロンA09で撮影したのだが、 レンズの近くを飛んだホタルは当然写っているが、すこし遠くにいるホタルはほとんど判別できない程度にしか 写っていない。数十枚の画像を合成してみても、どれも同じぐらいの距離のホタルの光ばかりになるためか、 ぜんぜん奥行き感がなく、ただ点光源がたくさん写っているという雰囲気だ。MEsuperはF1.7の50mmレンズをつけて 撮影したので、結果は違うのではないかと思っているが、なにしろいまだに6枚程度しか撮影していないので、 フィルムを現像に出せない。

 そういうわけで、F1.Xクラスの大口径50mmレンズは一本必要だと痛感した。本当はEF50mm F1.4 USMがほしいのだが、 中古でも3万円ほどするので、新品のEF50mm F1.8Uを購入しようと思っている。これだとキタムラで8600円ほどで買える。 安い割りに大口径でしかも評判がいいので、現実的なところだろう。


2008年7月12日 写真展めぐり

 かんかん照りの中を13日でお終いになる二つの写真展を観てきた。

 一つは県立美術館の緑川洋一展だが、これは特別展ではなくて常設展の一部ということだった。 だもんで、受付で緑川洋一の写真展というとちょっと話が通じなかった。写真のほうは、六つ切りぐらいの 大きさのモノクロ写真だったが、階調豊かで柔らかなトーンのいいプリントだった。小さい作品なので迫力は ないが、ノルウェーの鄙びた漁村の風景がやさしいタッチで描写されていた。

 二つ目が、今井麻友美写真展〜Helsinki。DMをもらったのだが、どういうつながりでもらったものか 思いあたるものがない。今までの個展の来場者リストもチェックしてみたが、お名前が見当たらないので、こちらから DMを出したことがあるというわけでもないようだ。会場は初めて聞く名前で、新しいギャラリーだとばかり思っていたら、 開けてびっくり、ヘアサロンの待合室だった。喫茶店とか美容室とかで開催される個展は、正直あまり好きではない。 写真を見ることが主たる目的の空間ではないので、どうしてもゆっくりみるという雰囲気になれないからだ。 幸いお客さんはいなかったようだが、待合室にはお店のスタッフも入れて5人ほどいたので、なんとなく 場違いな感じがして落ち着かなかった。もしかしたら、作者もいたのかもしれないが、談笑中に割って入る勇気も なかったので一通り見てから退散した。写真はけっこう良かった。くしくも、緑川洋一のノルウェーの写真 のあとでフィンランドの写真という北欧つながりだったが、爽やかできれいな写真だった。今後の活躍に期待したい。


2008年7月11日 EF70-200mm F4L USMの退院はいつ?

 入院してすでに2週間。お店に確認したところ通常は2週間程度で出来上がるとのことだったが、 まだ退院しない。今か今かと首を長くして待っているのだが、待てど暮らせど戻ってこない。せっかく 梅雨も早めに明けてくれそうなので、久しぶりに残雪の残る雲の平に行きたくてしょうがないのに、 肝心のレンズがそろわなければ話にならない。この週末もまたもんもんとして過ごすことになりそうだ。


2008年7月6日 備中鍾乳穴のヒメボタル その2

 夜間営業している5日にもう一度撮影に出かけたが、これが大失敗。観光客がわさわさ来て懐中電灯やら 携帯電話やらで光を撒き散らすのでまともにシャッターを開けることもできない始末。結局、営業終了時間 になって観光客が帰ってからようやく本ちゃんの撮影が始められたのだが、ホタルの数もあまり多くなく、 しかも30分もすると雨が降り出して来た。とりあえず2カットほど撮影して帰ってきたが、あまりまともな 写真になっていないような気がして、いまだに画像をPCに取り込む気にもならず。観光地のホタル撮影は、 営業時間中に行っても無駄だと痛感した。


2008年7月1日 備中鍾乳穴のヒメボタル

 1日の夕方から備中鍾乳穴のヒメボタル撮影に出かけた。通常は夜間営業していないので、駐車場へは 車で入れない。鍾乳穴入り口に前にある家がここのオーナーさんの家だそうで、撮影のために立ち入ることの 了承をもらってから徒歩で入ることになる。車は入り口脇の資材置き場のような場所におかせていただいた。 駐車場脇の林の中に午後8時を回るとちらほらと明かりが見え始め、午後10時過ぎごろから数もかなり多くなった。 ただし、駐車場の上下に一般道が走っており、車のヘッドライトがけっこう届いていしまう。フィルムカメラで バルブ撮影をするのであれば、黒い布が必須だ。車の音がしたらすばやくカメラに布をかぶせてやり過ごさないと、 長時間露光すると真っ白になりかねない。

 月もなく林の中は真っ暗だったことと、10時ごろまではホタルの数が少なかったので、結局2時間15分も バルブでシャッターを開けっ放しにしてしまった。もしかしたら、真っ白かもしれない。Z-1なら電池がなくなっている ところだが、MEsuperを持っていったのでぜんぜん平気だ。マニュアルカメラの面目躍如である。もちろん、EOS 5Dも 使ったが、こちらは30秒露光を多数撮って後で画像合成ということになる。

 駐車場脇でもそこそこホタルは飛んでいたが、やっぱり奥の鍾乳洞方面のほうがヘッドライトの心配をしないで すむだけ安心だろう。最後の夜間開放である今週末にもう一度出かけてみようかと思っている。


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