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2009年9月25日 秋の山行

 今晩からまた雲ノ平周辺部への山行です。いつものように新穂高温泉から双六山荘を経由して三俣山荘へ。今年は雲ノ平山荘が建替え工事のため 8月いっぱいで営業終了なので、三俣山荘をベースに日帰り撮影行の予定。週の半ばは雨の予報だが、それ以外は天気も悪くないようで、夏の悔しさ を晴らすことができるか。下山予定は10月3日なので、1週間ほど留守にします。

2009年9月24日 ノンアルコールで二日酔い?

 朝起きるとなんだか胃がむかつく。まるで二日酔いの症状だ。昨日飲んだのはアルコール分0%のノンアルコール飲料のはずなのに・・・なぜ? 頭痛がないだけましだが、むかむかするこの不快感はまちがいなく二日酔い。もう何年も経験していないあの不愉快な感覚を、ノンアルコール飲料 を飲んで経験するとは思わなかった。世の中わけのわからないことがあるものだ。

2009年9月23日 Asahi ノンアルコールビール

 買い物に行ったときにたまたま目に留まったので買ってみた。「ポイントゼロ」というのが商品名らしい。陳列棚にはキリンのノンアルコールビールとならんで いたが、アサヒのほうが「酸化防止剤無添加」と書いてあったので、なんとなくおいしいかもと思ってアサヒを選んだ。しかし、期待は見事に裏切られた。 はっきりってまずい! ビールとは似ても似つかない味だ。第三のビールもかなり無理があると思うが、これはもはやビールの範疇にはない別の飲み物だ。

2009年9月21日 懲りずに、たこずの瀬戸

 心の中では曇っていてくれれば行かずに済むのにと思いつつ、午前3時過ぎに起きて空を見ればきれいな星空。10分ほどベッドの中で逡巡したあげく今日で最後と 言い聞かせて、眠い目をこすりながら起床。昨日と同じ4時30分過ぎに現地に到着。駐車場所で準備をしていたら、昨日も後ろに停まっていた倉敷ナンバーの軽が やってきた。みんな同じだなあと思いつつ撮影場所まで歩き出す。いつもの集団は昨日と同じ場所にいたので、今日は少し奥まで歩き離れた場所に三脚を据える。 これでタバコのにおいにげんなりしないですむと思っていたら、別のところにいたおっさんが隣の人のところにやってきて喫煙しながら談笑し始めたではないか。 気分はすっかりネガティブ。 吸うなら誰もいないところへ行って好きなだけ吸ってくれと言いたい。こういう喫煙者がいない場所で撮影すればいいのだが、 この時期にここらあたりで日出が見られるのはこの場所しかないので、こればっかりはどうしもようもない。

 ところで、今日は1000mm反射レンズを使ったのだが、昨日まで使っていたペンタックスFA★300mm+2倍テレコン+APS-C1.6倍(960mm相当)のほうが写りがいいのを実感。 テレコンをかませると光が強くなった場合にゴーストが出易いのだが、1000mmレンズだとゴーストが出ない代わりに太陽の周りにフレアのようなにじみが出るし 周辺減光がかなりある。400mmか500mmのレンズのほうが何かといいが、使用頻度を考えると購入するのに躊躇してしまう。中古の掘り出し物でもあれば検討してみよう。


2009年9月20日 またまた、たこずの瀬戸

 タバコの煙に4時間も燻されるのに限界を感じて、飲み会は11時で退出。帰るなりすぐ寝て3時半に起床。昨日の反省から、さくっと4時前には家を出てまだ暗いうちに 現地に到着した。幸いいつもの駐車スペースは空いていて、Uターンして停めることができた。機材を抱えて暗い海沿いの林道を歩いていくと、昨日までの撮影ポイントには 誰もいない。あれ?と思いながら先に進むと、いたいた。大きな4WDが狭い道に立ちふさがるように停まっていて、その先にも車が連なっている。この4WDも含めて 頭から突っ込んできた車は、ここから数百mもこの狭い海沿いの道をバックで戻る羽目になる。関西圏のナンバーなので、そのあたりのことがわかっていなかったのだろう。 この撮影ポイントも有名になってしまって、秋分の日の頃に休みがかさなるとけっこう大変だ。昨日あれだけタバコの煙にうんざりさせられたのに、また朝から関西弁の がらの悪いおっちゃんのタバコの煙をかがされて、再びうんざり。それでも、3日目にしてようやく水平線から顔を出しただるまさんに会うことができてやっと満足感を 得られた。天気予報は明日も晴れなので、もしかすると二日続きでだるまさんに会えるかも。関西のおっちゃんには会いたくないところだが、また来てそうだ・・・


2009年9月19日 再び、たこずの瀬戸

 4時の目覚ましで起きたものの寝不足で体がつらい。外を見ると星が瞬いていた。今日はいいか・・・と思いながら10分ほどうとうとしていたが、数日間のチャンス しかないからと、撮影に行くことにした。土曜日だし人が多いだろうなと思いつつも、出発が30分ほど遅れたので嫌な予感がしていたが、案の定昨日駐車したスペースには 車が3台も停まっていた。少し手前の竹やぶの一角に無理やり車を押し込んで、徒歩5分程度で撮影ポイントにつくと、やっぱり昨日よりも多くの人出だ。それでも海沿いの 道なので撮影ポイントはそれほど困る状態ではなく、すぐに三脚を設置することができた。しかし、水平線上には昨日よりもずっと濃い雲が澱んでいて、日出はほぼ 期待できない状態。悔しいことに雲の上はスカッと晴れている。結局、ぼんやりとした朝焼けに染まる海を撮って、その後は雲から抜け出た太陽のまぶしすぎる光 でまともな写真は撮れなかった。シルバーウィークの初日の土曜日だというのに、仕事が朝から入っていたし、とっとと店じまいして帰路に着いた。今晩は飲み会だが、 天気しだいでは明日も行くしかない。深酒は控えよう。


2009年9月18日 たこずの瀬戸

 旧邑久町・長島と旧日生町・鴻島の間の狭い海峡をたこずの瀬戸というらしいのだが、ちょうど今頃ここから朝日が昇る。瀬戸内市のHPでは「迫戸の曙」 と紹介されていて、「たこず」という名前は見当たらないので、俗称なのかもしれない。なんにしても、海面いっぱいにカキいかだが浮かび、島影も加わって なかなか魅力的な撮影スポットだ。もっとも撮影に行くのは初めてのことで、ちょっと気合を入れて朝4時に起きて行って見たら、すでに2〜3人のカメラマン がいた。なんともご苦労なことだ。あいにく海面からの日出とはならなかったが、太陽が雲の間から少しでも顔を出してくれたので、くたびれ損にならずに済んだ 気がする。明日は晴れるかな。


2009年9月16日 コスモスの季節

 三日前の話で恐縮だが、日曜日に蒜山に出かけた。目的は蒜山盆地の雲海の撮影だったのだが、旧八束村あたりにしか発生しておらず、 旧川上村のあたりはまったくない状態だった。鳥取県境の三平山から撮影しようと思っていたが、三平山は雲の中だし結局雲海の撮影 はできなかった。しょうがないので蒜山道の駅周辺などでそば畑やコスモス畑を撮影して帰ってきた。道の駅の隣にあるコスモス畑は 小さな畑だが、なかなかきれいなコスモスが咲いていて、秋の到来を実感した。旧北房町のコスモス畑もそろそろ満開だろうか。


2009年9月11日 第13回総合写真展審査結果

 8月末日が出品料の支払期限だったのに、それから1週間もしないうちに結果通知書が届いた。つまり、予備審査の段階ですでに 賞が決められていたということだろう。で、結果は出品2作品とも優秀賞だそうだ。たぶん一般的には佳作に該当する一番下のクラス の賞だと思うが、とりあえず全国レベルのコンテスト入賞実績にはなるので、素直に喜ぼうと思う。

2009年9月8日 ラッキーな日の出

 朝から新岡山港の近くで仕事が入っていたので、どうせならと日の出の撮影に錦海湾まで出かけた。天気予報は晴天だし、前日もきれいに 晴れていたので雲のない朝だとばかり思っていたら、明るくなるにつれて東の空をどんよりとした雲が覆っているのが見えてきた。途中で 引き返しても仕方が無いのでそのまま撮影ポイントまで行って水平線をみると、なんと水平線近くだけ雲がない。期待しつつ日の出を待っていると、 残念ながらちょうど家島諸島の上に出てきてしまった。だるま太陽は拝めなかったが、適度なガスのおかげでまん丸できれいな太陽を撮影する ことができた。


2009年9月6日 第9回岩合光昭賞ネイチャーフォトコンテスト

 6月に応募した写真の結果は残念ながら選外だったが、応募作品2点のうち1点がコンテスト写真の展示会場(ミュゼふくおかカメラ館)に展示されることに なった。選外なのになぜ?という感じだが、応募時に選外作品でも会場展示する場合もあるので希望するかどうかの質問項目があり、 希望すると回答していたからだ。しかし、それなら入選枠を増やして展示に必要な数を確保すればいいのにと思わないでもない。 ちなみに応募総数1159点のうち、展示作品は約200点だそうだ。選外とはいえ上位20%に選ばれたというだけでも良しとすべきだろうか。 今回応募したのは風景写真ではなかったこともあって、プリントをいつもの写真用光沢紙ではなくマット紙にしたのも敗因だったかも しれない。やはりぱっと見の印象が弱いというのは否めない。まあ、作品自体に訴求力がたりなかったということに変わりはないの だろうけれど。展示されるのが2点のうちのどちらになるかは実際にみてみないとわからないが、チャンスがあれば富山まで見に行きたい と思っている。出品作品は以下の2点。

 


2009年9月5日 満月

 最近朝日の写真が多かったので、久しぶりに月の出の写真を撮りに錦海湾に行った。ちょうど月齢15の満月だったのだが、水平線 上にはガスがあったらしく月が見えたのは水平線からそこそこ離れてからだった。それでも赤い満月は周囲の青い宵闇に ちょっと気味が悪いほど映えていて、海面にできる赤いムーンロードも怪しくも美しい光景だった。


2009年8月29日 総合写真展の出品料

 2作品が入選該当作品になったので出品料の支払い請求書が来ていたのを、どうしたものかと締め切り直前まで考えあぐねていた。 ネットで調べてみると、前回の実績で応募総数約6000点で、そのうちの半分近くが入選該当作品だったらしい。おそらく出品料が 高額なので、辞退するか入金しないで締め切りを過ぎてしまう人もけっこういるのだろう。その分を見込んで多めに入選該当作品を えらんでいると思われる。私立大学の合格者数が定員よりも多いのと同じ理屈だろう。そうでなければ、こんなに入選作品が でるはずがない。そう考えるとこのコンテストでの入選もどこまでありがたみがあるのやらと、辞退しようという気持ちも 頭をもたげていた。しかし、自分から応募しておいてそれも身勝手な話しだし、入選は確実だがもしかすると別の賞に選ばれない とも限らない。全国区のコンテストでの入賞経験はそれなりに価値があるだろうし、今回は高い授業料だと思って入金手続きを してきた。いま76000円はかなり懐に厳しいが、しかたがない。これで、副賞に何かもらえる賞でも取れればラッキーなのだが、 そんな欲深いことを言っていると得てして何も得られないのだ。

2009年8月28日 森本二太郎写真展

 お知らせのページで紹介している森本二太郎写真展に立ち寄った。夕方であまりゆっくり見ていられなかったが、いい写真展だった。 目を見張るようなダイナミックな光景の写真ではないが、庭先や身近にある自然の表情を捉えたやさしい表情の写真が出品されていて、 じんわりと滲みてくるような感じだった。岡山では珍しくプリントやポストカードの販売も行っており、気に入った写真があれば 購入することもできる。

2009年8月26日 三度目の正直

 1000mmレンズにEOS 40Dをつけて1600mm相当の大きさで太陽を写したい、と思いながらいままでできていなかった。2日続けてだるま太陽 が観られるとは思っていなかったが、まあ日の出の太陽ぐらい写せるだろうとまた同じ場所に行ってみたら、ガスの中からぼんやりと太陽が 出現。幸いガスがそこそこ薄かったので、水平線から昇る太陽となった。そのため、珍しいことに2日続けてのだるま太陽を観ることができた。 1600mm相当ともなると空気のゆらぎの影響が大きく、写真にシャープさがあまりない。とはいえ、この場所ではもう灯台を絡めた写真は来年の 春まで無理なので、なんとか有終の美を飾ることができたと思いたい。


2009年8月25日 だるま太陽ふたたび

 前日の午後の天気の雰囲気から、だるま太陽を拝めそうな気がして眠い目をこすりながら牛窓まで出かけた。予想通り、水平線はきれいに 晴れており、見事なだるま太陽になった。しかし、今日は空気がきれいだったため太陽がまぶしすぎた。からっとした秋のような空気は 湿度が低いので水平線近くのガスのようなものがなく、こういうときは輝度差がありすぎてきれいな風景写真になりにくい。今回は 実験的にペンタックスの300mmに2倍のテレコンをつけて40Dで960mm相当の撮影をしてみたが、やっぱり1000mmに40Dで1600mm相当のほうが 太陽に迫力が出る。


2009年8月23日 ウグイス嬢の自己紹介

 夕方、岡山クレドビルの近くを歩いていると、民主党の高井たかし候補の選挙カーが走り去っていった。きれいな声のウグイス嬢が しっかりとした発声で「高井たかしをよろしくお願いします」と叫んでいたが、クレドビルの横に来ると突然「皆様、お久しぶりです。 元岡山放送の安藤久美子です。岡山に帰ってまいりました。」と自己紹介を始めたのだ。岡山放送の看板アナだった安藤久美子はおそらく 知名度も高い。人の多いクレドビル周辺部で自己紹介すれば注目度も高まるとの思惑で、選挙スタッフに自己紹介するように言われたのだろう けれど、候補者でもない人間が、それもウグイス嬢が自己紹介するというのもおかしな話だ。ちなみに、安藤久美子(通称アンクミ)は、2005年に 退社したそうで、Webの日経ブロードバンドニュースを見ていると、日経CNBCの株式ニュースのレポーターとして出演している。今は、タレント 事務所に所属しているようだ。

2009年8月20日 置き忘れ

 19日に性懲りも無く朝日の撮影に出かけた。17日、18日に行った場所と基本的には同じだが、今回は海岸まで降りてみた。海岸といっても 海水浴場になっているわけではなく、そこに降りる道も狭くてわかりにくい道で、海岸の近くは畑しかないようなところだ。それでもこの時期 は太陽の昇る方位がいいため、撮影に来ている人もちらほら見かけた。で、19日もあいかわらず水平線にガスがあり代わり映えのしない状況 だったのだが、それならそれで海面にできるサンロードと釣り船のシルエットでも撮ろうと、必要のなくなった1000mmレンズを背後の岩の上に 置いて撮影していた。時間と共に太陽がうごきサンロードの位置も変わるので、撮影位置を移動しながら撮影していたら、すっかり1000mmレンズ のことを忘れてしまい、そのまま帰宅してしまったのだ。自宅について機材を部屋に運び込んでから、やっと1000mmレンズがないことに 気がついた。車に置き忘れたのかと思ったが、車内にはない。なんと、海岸に忘れてきたしまった。そういえば帰り際に潮が満ちてきたのを覚えている。 あわてて撮りに戻ったら、幸いにも岩の上にそのままになっていた。海の水は岩のすぐ近くまで来ていたが、しぶきがかかるほどの状態ではなく、 レンズは無事だった。うら寂れた海岸なので盗難の心配はあまりなかったが、危うく1000mmレンズを水没させてしまうところだった。


2009年8月18日 二匹目のどじょう

 15日にだるま太陽を拝めたのだが、写真としてはぱっとしないものになってしまったので、前景にポイントを持ってこれる場所で二匹目のどじょう を狙ってみたのだが、そううまくいくものではない。17日、18日と晴天に恵まれたので最近にしては珍しく夜明け前から起きて出かけてみたが、 水平線上はガスがかかっていて太陽が見えるのは日の出から5分以上経ってからという状態。撮影場所がやや高いところなので、狙いの灯台と絡めた 写真は太陽と距離が開きすぎてさっぱり。


2009年8月15日 久しぶりのだるま太陽

 久しぶりシリーズ第3弾になるが、前日の夜が雲のない星空だったので、だるま太陽を期待して牛窓に行ってみた。予想通り、水平線から のぼるきれいなだるま太陽がみられた。見たくても思い通りに見ることができない場合が多いが、今回は見事に読みがあたった。 ただ、他になにもポイントになるものがなく、写真としてはあまり面白くないものになってしまった。これこそ典型的な日の丸構図だ。 うまく船でも通りかかってくれればよかったのだが、そこまで強運ではなかったようだ。


2009年8月14日 久しぶりの朝焼け

 雨と曇り空ばかりの日が続いていたが、14日はやっと雲が切れて快晴となった。午前3時を過ぎたころ空を見ると星がきれいに見えていたので、 久しぶりに錦海湾に朝日を撮影しに行ってみた。おそらく2年ぶりぐらいになるはず。デジタルで撮影するのは初めてだ。PENTAXのReflex1000mm をジャスピンで撮影するために、ライブビュー付のEOS 40Dも7月に購入したばかり。日の出前の暗い時間でもライブビューで見事にピント を合わせることができた。機材の進歩が古いレンズを活かしてくれるのはありがたい。朝日はあいにく雲に邪魔されて見ることができなかった が、いままでピントあわせがいまいち決まっていなかった超望遠レンズがやっと使いこなせるようになったことだけでも、満足だ。


2009年8月8日 久しぶりの夕焼け

 暑い一日だった。長い梅雨がやっとあけたとたんに猛烈な夏が満を持してやってきたという感じだ。夕方帰宅して、食事の前にふと 外を見ると西の空が真っ赤に焼けていた。こんな見事な夕焼けを見たのは何日ぶりだろう。いや、何ヶ月ぶりだろうと言ったほうがいい。 以前は夕焼け写真が撮りたくて、夕方になると西の空を気にしてカメラを用意していたものだが、最近ではそんなこともすっかり忘れて いた。ファインダーの中に広がるもうひとつの世界にわくわくしていたあの頃に、もう一度戻らなければいけない。そんな気がした。


2009年8月6日 ポートレート

 先日、友人に頼まれてポートレートの撮影を行った。なんでも今度本を出版するとかで、中で使うカットを撮ってほしいとのこと。 ポートレートの撮影も本などでそれなりに勉強はしていたが、いざ撮影となるとやはり緊張する。 あまり作りこんだようなポートレートは時間がなくてできなかったので、自宅で日常の様子をスナップした雰囲気の写真にしてみた。 どうなることかと思っていたが、なんとか無事撮影も終えてデータの納品を終えた。ポートレートもやってみると なかなか面白いものだが、今回は知り合いであるという気安さに助けられた面もある。初対面のモデルさんとの撮影だとどうだろう。 「いいよいいよ」とか「きれいだよ」なんて言いながらの撮影なんて、自分には無理そう・・・


2009年7月29日 満奇洞

 岡山県新見市周辺部は石灰岩台地が広がっているので、たくさんの鍾乳洞がある。観光化されているのは井倉洞、備中鍾乳穴、満奇洞の 3つだ。まだ行った事のない満奇洞に行ってみたら、これがまた予想外にすばらしい鍾乳洞だった。井倉洞は縦に伸びた鍾乳洞で、狭い竪穴 を上っていくタイプ。備中鍾乳穴は谷底に開いた鍾乳洞なので、斜め下に下がっていく感じだ。満奇洞は、がけの途中に開いた鍾乳洞で、 基本的に横穴タイプだから、ほとんど上下の移動はなかった。洞内の広さは備中鍾乳穴が一番で、巨大なホールのような空間があるが、 鍾乳石の見事さでいえば、満奇洞が一番だ。奥へ行くほど見事な鍾乳石が数多くあり、地下水のたまった池もたくさんあるので、たいへん 幻想的だ。特に一番奥にある「夢の宮殿」というところは、見事だった。場所がわかりにくく、行くまでがちょっと大変だが、どうせ行くなら 満奇洞が一番のお薦めだ。


2009年7月26日 宇宙戦艦ヤマトは復活するか

 ツタヤで100円セールをやっていたので、久しぶりに「宇宙戦艦ヤマト完結編」という劇場版DVDを借りて観た。正直な話、30年前なら 通用したかもしれないが、今の時代では受け入れられないだろうなというのが感想だ。うわさでは、2009年冬の公開(12月?)予定で、 「復活編」というのが製作されているらしい。しかし、完結編においては展開にスピード感が無く、おかしなお涙頂戴ストーリーや赤面 するような古代進と森雪のラブラブイメージカットが挿入されていたりで、とてもSFエンタテイメントとは程遠いできだ。ガンダムが 30年経ったいまでも受け入れられているのとは対照的だ。そもそも、宇宙戦艦ヤマトのストーリーは、かつての戦艦ヤマトと第二次世界大戦 当時の海戦のイメージを引きずりすぎていて、動きがもっさりしていたり、およそ宇宙空間で行われる戦闘というイメージではない。 ヤマトはレーダーなどの装備がないのか?と思えるほど敵の攻撃を簡単に受けるし、回避行動などもとろくさい。思うに、総監督の西崎氏の 問題ではないかと思う。浪花節も結構だが、もう少しガンダムなりスターウォーズなりを観て研究してもらいたいものだ。まあ、大麻不法所持 や銃刀法違反で逮捕されたぐらいの人物なので、期待するだけ無駄というものかもしれないが・・・

2009年7月20日 入選はしたものの・・・

 「お知らせ」のページに紹介してある写真展「岡山写真界の記録」実行委員会から入選のお知らせが届いた。出品した2点のうち椿の写真 が入選となったそうだ。で、本日写真展を観に行ってみたが、期待していたものとはずいぶん異なるものだった。本展のほうは写真と詩と書の コラボレーションとのことで、それらが1枚のパネルに印刷されたものが展示されていた。詩や書はさておき、肝心の写真はトーンジャンプ、 カラーノイズ、ブロックノイズが見られるものが多く、写真自体の訴求力にも疑問を感じざるを得ないものが見受けられた。出品者は地元の 写真クラブに所属している人たちのようだが、正直な感想はよくある写真クラブの発表会を合同で行ったものという感じだ。前回はかなり いい作品があったように記憶しており、その延長線上にあると勝手に期待していたのだが、どうやら方向が大きく変わったらしい。

 公募となった「四季日本」の展示のほうだが、自分が入選しておいてこういうのもなんだが、こちらも首を傾げたくなるような 受賞作品もあり、なんだか入選した喜びを感じられない結果となった。応募点数も100点に満たないほどだったようだ。8月2日に授賞式が あるとのことだが、なんだか気が重い・・・

 さらにもうひとつ。財団法人国際文化カレッジという団体が主催している総合写真展というコンテストがあるが、そこから応募した2作品 が入選以上該当作品になった旨の通知が来た。13回目を迎えるこの写真展には予備審査というのがあって、それを通過すれば入選以上該当作品 となり「東京都美術館」での本展に展示されることが決定となる。ただし、そうなると正式出品作品となるので出品料とプロラボでのプリント 加工と額装代金が必要になる。全紙の場合で1枚38,000円なのだが、2作品なのでなんと76,000円なのだ。何かの間違いで入選しても当然1枚だけ だろうと思っていたので、とんだ出費だ。もちろん払い込まなければ自動的にキャンセルされてしまうのだが、こちらの写真展はちゃんとしたもの だけに辞退するのはもったいない。ところが今月は車検があってそれだけでも大きな出費だ。うれしさ半分ありがた迷惑半分という複雑な 心境だ。なお、入選以上該当作品は下の2点。1枚目は「夏雲燃ゆ」、2枚目は「月光」というタイトルで応募した。

 


2009年7月19日 下山

 まるで台風のような雨と風に明け暮れた山行だった。入山した12日から雨にたたられ、翌日は猛烈な風雨で予定の三俣山荘まで行けずに 双六小屋で宿泊。14日にやっと晴れ間が見えて三俣のキャンプ場にテントを張った。15日は朝から晴れていたので、カメラと雨具と携帯食料 だけ持って水晶岳を目指して鷲羽岳を登るが、山頂近くになって急に雲が湧き出し、再び台風のような猛烈な風が吹きまくる天候に急変。 体感温度は真冬並みの寒さとなり、防寒着を持たずに来たこともあって水晶岳を断念。真夏といえど2900mの山上で体が持っていかれるほどの 風が吹けば、簡単に低体温症になる。事実、鷲羽岳の稜線では過去に7月でも疲労凍死の遭難者が出ている。雨が降る前にと急いでテントに戻ったが、 なんとか夜まではもってくれた。日没後はまさに台風のような天候で、テントはいいように風にもてあそばれ、雨がテントをたたく音はまるですぐ そばからシャワーを浴びせられているような状況だった。

 後で知ったが、16日には北海道で防寒着を持たないツアー客が10人も凍死したとのこと。観光旅行気分の登山ツアーの欠点がもろに出た 感じだ。たとえ真夏でも風速1mにつき体感温度は1度下がる。まして雨が降っていればなおさら寒い。真冬にTシャツとカッパだけで 出歩いているようなものだ。体が持っていかれるぐらいの風となれば、風速は20mを超えている可能性もある。北海道でも20m以上の風速だった そうなので、体感温度は氷点下並だったことだろう。重い荷物を背負い、山中をあるいて疲れているところに持ってきてその寒さでは、 遭難すべくして遭難したといえる。ガイドが3人もついていてなぜという疑問も残るが、後の祭りだ。

 16日は待望の晴天となった。水晶岳は今回もお預けにして、岩苔小谷のお花畑と水晶池の撮影がてら高天原までくだり温泉につかって 帰ってくることにした。黒部源流ルートが残雪のため通行止めになっているので、やっぱり強風の鷲羽岳を越えていかざるを得ず、午前6時に 出発。風は強かったが好天に恵まれて比較的快適な山行となった。岩苔小谷のお花畑はまだ早かったが、水晶池は想像以上の美しさだった。 高天原に下って温泉につかり、小屋で昼食をとろうと思ったら、なんと財布がない。まさか落としたか? と思ったが、その可能性はあまり なさそうだ。おそらく、朝出発時に三俣山荘でパンを購入したときに、カウンターに財布を置き忘れてきたに違いない。おかげでお昼を食べ られず、朝買ったジャムパンひとつで、再び900mの標高差を登り返さなければならない。

 岩苔小谷の上部まで来たころには再び雲行きが怪しくなってきた。岩苔乗越しの分岐に3時30分に到着。カッパを着込み休憩もそこそこ に鷲羽岳を目指す。黒部谷を吹き上げてきた風がガスを運び、視界も悪くなると同時に吹き飛ばされそうな強風となって向かってくる中、 空腹感が強くなりだんだん足が動かなくなってきた。ワリモ岳をなんとか越えて鷲羽岳の登りに差し掛かるころには、もはや歩くのも嫌になる ぐらいの疲労感に襲われる。カッパの下にフリースを着込んでいたので寒さはたいして感じないが、これで寒さにもやられたら疲労凍死も ありえるなと感じた。強風下では休んで非常食を食べる気にもなれず、一歩ずつ歩を進めて鷲羽岳山頂にたどり着き、稜線の反対側の岩陰で風を 避けながらカロリーメイトを食べたら、これで無事に帰れると実感。食べ終わったころに雨が落ちてきたので、急いで下山。無事に財布も 見つかった安心感も手伝って、そのまま三俣山荘に宿泊することにした。そして、天気予報は17日も18日良くないので、翌日下山することにした。 夕方雨が一時やんだ瞬間に急いでテントをたたんだら、すぐに本格的な土砂降りとなった。運が良いのか悪いのか。

 夜通し雨と風と雷で騒がしかったが、山荘の布団の中であれば何の心配もない。翌朝、雷はやんだが、雨と風は相変わらずだ。とはいえ、 下山するだけなので、もはやどうでもいいこと。降りしきる雨の中を出発し、休憩込みで9時間歩いてやっと新穂高温泉にたどり着いた。秋には テントを持たず小屋泊まり前提でまた行きたいと思っている。


2009年7月10日 雲ノ平山行

 明日11日から1週間の予定でまたまた雲ノ平に行く予定だ。昨年よりも1週間早いのは、車の車検の関係もある。まあ、1週間ぐらい早いからといって なにが変わるわけでもないが、うまい具合に来週は晴れ間が多くなりそうとの天気予報だ。夏山らしいさわやかな写真が撮れればいいが、 こればっかりはお天気しだい。今回も新穂高温泉から登り、三俣山荘のキャンプサイトを拠点に黒部源流部で撮影を行う予定。今度こそ 水晶岳登頂を実現させたいと思っている。

2009年7月8日 笠岡ラーメン

 岡山B級グルメ第3弾として笠岡ラーメンを試してきた。といっても、実は初めてというわけではなく、以前にも山陽自動車道笠岡ICの少し 北にある「とんぺい」で食べたことはある。ただ、この店のラーメンは、いわゆる醤油だしの鶏がらスープという笠岡ラーメンとは違って 岡山の醤油とんこつのような雰囲気で、なんとなく違うラーメンという気がしていた。

 そういうわけで、王道の笠岡ラーメンを食べようと 思い、評判の「坂本」というお店に行ってみた。定休日は日曜日だし時間も朝9時からやっているはずなので、問題なく食べられると思ったら なんとのれんが出ていない。人の気配もないので休みらしいが、臨時休業という雰囲気でもなくひっそりとしていた。もしかして 廃業?! などと思いつつ、少し北にある「ラーメン司」に行ってみたら、こちらは定休日。「坂本」が休みとは思っていなかったので、 調査不足が露呈。それならばと、あやふやな記憶を頼りに広島県境に近い「ラーメン一久」を探しに行ったが、見つけられず(帰って確認 したらすぐ近くまで行っていたが、やはり水曜定休だった・・・)。こうなればどうでも食べないで帰れないので、「おっつぁん」を探して 行くがこちらも見つからず。最後の望みを託して神島大橋のたもとにある「みやま」に行ってみたら、やっと笠岡ラーメンにありつくことができた。

 ここのラーメンは醤油ベースの濃い色だけど透明なスープで、あんがいあっさりしているがしっかりとコクもありなかなかの味。面は平打ちの細目で、なんか懐かしい 雰囲気だが、やや茹で過ぎの感があり腰がない状態だった。もう少しもっちりと腰のある麺なら良かったのに、そこだけが残念だった。 お昼時にもかかわらず空いていたのは幸いだった。なお、写真は大盛りで、680円だった。盛り付けが雑に見えるが、お店の名誉のために言い訳 しておくと、うっかり一度箸をつけてしまったものを手直しして撮影したため。決してはじめから雑な盛り付けではない。

 なお、「みやま」においてあった「ラーメンキング」という雑誌で確認したところ、「おっつぁん」は笠岡総合卸売市場の一角に移転した ようだ。事前にチェックしたネットの個人サイトの情報が古かったようだ。おなじB級グルメでも、日生のカキオコや津山のホルモンうどんは 公式のホームページがありお店の紹介も地図入りでされていたりするが、笠岡ラーメンはそういう団体がないため、あくまでも個人のサイト 情報を利用するか、市販の雑誌関係で調べるしかない。このあたりがおなじB級でもメージャーとマイナーの違いとして格差があるようで、 だれか音頭を取ってくれる人なり組織なりがないと、もう一段のレベルアップが難しいのではないかと思われる。


2009年7月4日 地球観測船しょうなん

 6月30日のことになってしまうが、玉野市にある三井造船で地球観測船「しょうなん」の進水式があった。三井造船は、新造船の進水式を 一般に開放しており、当日行けば特に制限することなくドックに入れてもらえる。バラ積み船の進水式はちょくちょくあるが、地球観測船 なんてめったにないので行ってみた。かなりの人出で思うようなアングルで自由に撮影できる状態ではなかったが、新しく手に入れたEOS40D のライブビュー機能が役に立った。頭上にカメラを持ち上げで液晶画面を見ながら撮影するというコンデジ式の撮影方法が使えたので、 群集の頭越しにドックを滑り降りていく船の姿を撮影することができた。もっとも、小型の脚立を持っていけばライブビューが無くても らくらく撮影できるので、2段のアルミ脚立を持っていけばいいはなしではあるけれど・・・


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