物置で保護した子猫は、今日新しい家へと出発した。新たな家族の一員として可愛がってもらえる ことと思う。この2ヶ月足らずの間をともにすごした部屋は、再び静かでぬくもりのない空間へと変貌している。 それが普通のことと感じるようになるまで、どれほどの時間が必要になるだろうか。　

　今日、19時30分ごろふと窓の外を見て気がついた。こんな時間なのにまだ明るい。そういえば、来週には夏至だ。 ついこの間雪の立山でテントを張っていたというのに、いつ夏になったんだ？　

　立山から帰ってからすぐ、物置で子猫の鳴き声が聞こえるようになった。また野良猫が物置で子供を産んだらしい。 どうやら4月に入ってからすぐ産んでいたようだが、ぜんぜん気がつかなかった。ある日、朝からずっと子猫が鳴いていた ので、どうしたのかと思ってのぞいてみると、茶トラの子が一匹だけ、冷たいコンクリートの上で震えていた。近づいてみると 逃げるどころか逆に擦り寄ってくる。他には子猫の気配はない。結局また子育て放棄で捨てていかれたらしい。昨年の反省 を踏まえて、すぐに保護したおかげで、いまではすっかり元気になって部屋の中を走り回っている。

　後日、近所で兄弟と見られる子猫を4匹見かけたが、どれも一回り大きい感じだった。一匹だけ発育不良で親に見限られた ということかもしれない。

　今年は天候がそこそこ安定していたので、予定通り3泊4日の山行を消化することができた。あいにく、剣沢のほうへは足を伸ばせなかったが、 念願だった立山の三つのピーク（雄山・大汝山・富士ノ折立）の縦走および奥大日岳と浄土山への登頂も果たした。もっとも、奥大日岳については 厳密に言えば2605mの奥大日岳本峰のピークではなく、手前にある2611mのピークへの登頂なのだが、高さからいえばより高いピークに立っているので、 登頂したということで納得している。それにしても、今年は雷鳥にたくさん出会った。テント場周辺はもとより、行く先々で雷鳥のお出迎えを受けた 感じだ。

　GWは昨年と同じ立山で雪上キャンプをすることにした。昨年は天気には恵まれたが、あまりいい写真が撮れなかったし、 日程も2泊3日と短くなってしまったので、今年は3泊4日の予定(＋予備日1日)でじっくりと写真を撮ってこようと思っている。28日午後に出発し、 29日入山、5月2日（または3日）に下山予定。体力的に余裕があれば、後半は1泊2日で西穂高に上って見ようと思っている。

　最近、いわゆる一般的な風景写真をほとんど撮っていない。なので、ネタ切れ。ということで、新たに山岳写真のギャラリーを設ける ことにした。山岳関係の写真はブログのほうで専門に扱うつもりだったが、ブログはブログで山行記録と用品レビューの記事ばかりになりつつある ので、まあいいかという感じ。かわりに、ハナビのギャラリーは閉鎖した。あれは風景写真じゃないからねえ・・・