島の中央にある大石山の頂上は、結構広くて平坦だ。真ん中に木材で組まれた展望台もあるが、周囲の木が結構背が高いため、
決して眺望がいいとはいえない。温暖な瀬戸内の島には、冬でも葉を落とさない常緑樹が多く、一年を通して山は深い緑の衣に包まれて
いる。しかし、頂上付近だけは背の高い落葉広葉樹が比較的多く、冬の間は葉を落としているおかげでそこそこの展望が楽しめた。
標高が高いので、多少でも気候が寒冷であるということなのだろうか。見上げると真っ青な空に真っ白な雲が流れ飛んで行き、かなり
の高所まで登ってきたような雰囲気があるが、実際には標高わずか185mに過ぎない。