ここがロマンチック街道の終点になるわけだが、ロマンチック街道とは言い得て妙だ。ローテンブルクなどの中世の都市と 西洋風の城の代表のような白亜の城。ドイツの旅でこの街道を見ずして帰れないといってもいい。 この写真はなんとなく傾いているようなゆがんでいるようなおかしな感覚があるかと思うが、撮影者の腕のせいもさることながら、 実は建物自体が中央の塔の部分でわずかに屈曲している。平面図で見るとゆるい「へ」の字状態なのだ。基礎地盤の関係でそうなったのか、 設計時に意図的にそうしたのかわからないが、この城は見る角度によってさまざまな表情を見せてくれる。ちなみに全面真っ白のように 思えるが、正面ファサード(右奥の壁面)は赤いレンガの壁面だ。 |