#5 「可憐に咲く」    
2005年1月12日

 六島は水仙の島だ。これといった産業もないし、観光地として風光明媚な島でもない。せめて何か誇れるものが
ほしいということで、もともと島に自生していた水仙を増やして、花の島にしようと努力しているという。
集落の間を抜けた山への登り口の一角に、可憐な黄色い水仙の一群があった。白い水仙はしとやかで清純な感じを抱かせるのに比べて
たいして、黄色の水仙は明るく活動的な女の子のような雰囲気がある。どちらもすばらしいが、個人的には黄色のほうに心惹かれる。

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