彼女たちは大阪の大学生で、就職も地元で決まっているという話だ。最初は旅先で声をかけてくる日本人の男などきっと ろくなやつがいないだろうと決めてかかっていたらしい。そういえばディンケルスビュールからのったバスの中でも最初は静かだった。 僕ともう一人の日本人バックパッカーが話し始めて、しばらくして話をふるとやっとのってきたという感じだった。それでも、ある程度 打ち解けるとさすがは大阪女。しっかり盛り上がった。このあと3人でベンツのタクシーに乗り、ノイシュヴァンシュタイン城に向かった。